ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落189 [2010-01-26]

189 Here, again, we have received the true picture of existing conditions through telepathic impressions, or feeling, from the body cells. For even though we were sightless, the discordant vibrations in the room would impress themselves upon us, belying any honeyed words which might be spoken.

189 ここでもまた、私達は肉体細胞からテレパシー的な印象ないしはフィーリングを通じて現状に関する真の状況を受信していました。何故なら、仮に私達が盲目でありその部屋の中でお世辞が話されても、不調和な振動は私達にそれ自体の印象をもたらすからです。





【解説】

目をつぶっていてもやって来る印象を感受できるようになれば、私達は少しは進歩したことになるでしょう。実際には、自然界には真っ暗な深海や真夜中でも動物達は盛んに活動していますし、彼らは絶えず周囲の状況を視覚によらない自分達の感覚で把握しており、その感覚の中にはテレパシーの能力も相当程度含まれていることでしょう。

先日、山の廃坑の中に宇宙線の観測装置が設置されている模様がテレビで紹介されていました。宇宙から来る粒子が地表を通過し、山の岩石を貫いて観測装置に到達するというものです。宇宙には私達の想像を超える数の粒子が飛び交っており、私達の体内を通過していますが、これらを私達は未だ感知することはありません。

前項(187)で私達が発する想念をemanations(発散物)と表現されていましたが、この発散物はこのような宇宙線と同じ高エネルギーを持った粒子体である可能性もあります。それら空間を飛び交う粒子体が、体内を横切る時、私達の細胞がそれを感知できれば、それらのメッセージを心(頭脳)に伝えることで、印象やひらめきとして心が認知するという仕組みも考えられます。いずれにせよ、頭部に集中した既存の感覚器官でなく、身体全体をこうした想念の受信装置に進化させることが必要であるようです。


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