ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落186 [2010-01-21]

186 However, through our uncontrolled emotions many of us keep these glands over-active a great part of the time; thereby throwing the chemistry of our bodies out of balance. This goes back to the need of controlling the senses; for it is the sense-mind that arouses and tolerates these destructive emotions. So it might be well for us to take a closer look at these emotions, which, unless guarded against, make up so much of our lives.

186 しかしながら、私達の制御されていない感情から、私達の多くは大部分の時間、これら分泌腺を過剰に活動させ続けており、その結果、私達の体内の化学システムのバランスを陥れています。このことは諸感覚を制御する必要性にまで遡ることとなります。何故なら、これら破壊的な感情を引き起こし、許容するのは感覚心であるからです。ですから、それに対し警戒しない限り、私達に生活の多くを占めるこれら感情に対し、より綿密に観察することは賢明だと言えるでしょう。





【解説】

座禅の心境や内省と言われる自身を観察する態度は、本項でいう「警戒」であろうと考えます。元来、肉体内の各細胞は自立的に各々の任務を全うしており、身体の維持に奮闘しています。良い例が、眠っている間にもこれら細胞は休まず働いており、眠っている心に関わりなく、動いています。

一方、私達の周りには、これら感情に支配されている人々が実に多いように思われます。他人を批判し、社会に敵対心を持つ若者も多い気がします。もちろん、最近の社会状勢や搾取が進む経済システムの中で、かつてほど、生きて行くのは容易ではなくなりました。しかし、よく電車の車内で携帯ゲーム器で遊ぶ人の姿を目にしますが、そのほとんどのゲームの内容は殺しあいのゲームであり、そのリアルな映像は、ゲームをする本人に殺人の疑似体験を与えています。この場合、ゲームに没頭している本人は叫び声を上げるまでにはなりませんが、少なからず感情レベルでは本項でいう「破壊的な感情」を放出していることは確かです。本当は、このような破壊的感情を増長させるようなものは、排除して行きたいところです。もちろん、ゲームを買うのは本人の意志なのですが、このようなゲームを市場に出して、利潤を確保できれば、青少年の心がどのような状況になっても知らないとする経営者には、さっさと地球から去って欲しいと思っています。


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