ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落182 [2010-01-15]

182 Her change of attitude reflects through the whole family. Now, their youngest boy, the only one still living at home, feels free to bring his playmates in after school for cookies and milk; and the grandchildren romp through the house with an abandon their parents were never permitted. The family has found a new fullness in life, a new freedom bringing laughter to replace the tension that once existed.

182 彼女の姿勢の変化は家族全員に反映します。家族の内、最も年少の少年は唯一、家の中で生活する存在ですが、学校が終わった後、おやつに自分の遊び友達を連れて来ても構わないように感じていますし、孫達は彼らの両親が決して許されなかったような放任の下、家中を走り回っています。家族は生活の新しい充実感をかつて存在した緊張感に代わって笑いをもたらす新たな自由を見い出したのです。





【解説】

組織の中心となる者が持つ心境は構成員の隅々にまで有形無形に作用します。そういう意味でリーダーの心の有り様はそのまま、その組織に投影されるということです。組織の長が和やかでリラックス出来ていれば、従う者も伸び伸び仕事が出来ますが、逆の場合は不幸な事態が起り得ます。過度に規範重視を徹底させると、ゆとりが無く緊張感を強いられる疲れた組織になるように思っています。そういう意味ではリーダーたる者、どのような困難な状況においてもリラックスできる余裕を持つことが必要だと言うことです。

また、本項にアダムスキー氏は好ましい家族像について述べていることが分かります。金星その他の進化した惑星ではどうか知りませんが、少なくても、家庭は家族がリラックスし、楽しく心安らかな家を言い、中でも家庭を取り仕切る主婦の役割が大きいとしています。子供達には各々の年齢に応じて伸び伸び暮らせる環境が必要で、幼年期のこうした楽しく遊んだ経験が、老人になっても持ち続けられ、優しい心を育むものと考えています。これら楽しい幼年期を送ることが出来れば、大人になっても優しい心遣いが出来、穏やかな人物に成長することが期待されます。今日、この惑星が抱える多くの問題が、本シリーズで紹介する一連の心の開発を通じて、解決できるのではないかと思っております。


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