ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落178 [2010-01-08]

178 Nature finally rebelled; and this prolonged tension brought on a serious lung condition. When the doctor gently told her the results of the laboratory tests, outlining a plan for the necessary months of bed rest, the woman ignored the serious condition in her body, but expressed deep concern over the state of neglect she felt sure would invade the home without her personal supervision. In other words, her thought-habit pattern had become so set, even the threat of a dangerous illness could not register its full impact upon her mind.

178 自然は遂に反乱を起こし、この長く続いた緊張は深刻な肺の状態をもたらしました。医者が彼女に優しく、検査室での試験の結果を話し、数カ月の長期療養の治療計画の概要を説明した時も、その婦人は自分の肉体の深刻な状況を無視して、自分自身の監督が無くなった家庭には放置状態がきっとはびこると感じることについて深い関心を示したのです。言い換えれば、彼女の想念習慣があまりに固定化されていた為、危険な病の脅威ですらも、彼女の心に十分な影響を留めることは出来なかったのです。



【解説】

もちろんこのケースと反対に、自分自身の健康状態だけに関心があるというのも問題がある訳ですが、そもそも自分の肉体の状況を把握できないことがどうして生じるのか考えるべきかと思います。この場合、自らの仕事に対する過度の心配が本人の心を占めていて、全体的な状況把握、物事の重要度お比較が出来なくなっているのです。心が自らの思考習慣によって勝手な自分だけの世界を造り上げてしまっている訳です。

通常、痛みが出れば、その異常に気付く訳ですが、それはそこまで病が進行した結果、神経が悲鳴を上げるまでの状況に至ったことを意味します。本来、肉体細胞は主人である各自の意向に従順であり、多少なりとも痛んだ自分の肉体にねぎらいやいたわりの言葉(印象、想念)を掛ければ、各自の細胞は喜んで修復作業に取組んでくれる筈です。そういう意味では自身の拠って立つ所の自分の身体の維持についてもっと真剣に取組むべきなのでしょう。最近では週末にはジムに通うようになりましたが、そこでは中高年が各々身体機能の維持向上に汗を流している光景に出会います。かつて土星旅行記の中でアダムスキー氏は体力維持の為に母船の中で訓練を受けたとの記述があったように記憶しています。これらジムでの風景は、進歩した他惑星社会における各自の身体機能の訓練と似ているのではないかと思っています。


第2部 2章 段落177 [2010-01-07] <<  |  >> 第2部 2章 段落179 [2010-01-12]