ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落172 [2009-12-24]

172 While our minds cannot consciously direct each detail of the complicated workings of the body - we must depend upon nature for this - through our mental attitudes we do wield a tremendous influence over these operations. If we are serene when we eat, the digestive processes are orderly; but if the mind is agitated by thoughts of anxiety or anger, the little cell chemists of the stomach and intestines will be thrown into confusion. This will result in an unbalance in the glands producing the gastric juices, and indigestion will follow. Because the digestive processes were unbalanced, the second group of little chemists, those responsible for controlling the gas, cannot perform their duties properly; and excessive gas will form, often settling around the heart. Since the waste matter was not fully digested, the third group, those responsible for elimination, will be unable to function properly.

172 私達の心は、このことを自然に対して依存しなければならず、意識的に肉体の複雑な作用の個々の詳細を指示することは出来ない一方で、私達の心の態度を通じてこれらの作用に対しては途方も無い程の影響を行使しています。もし、私達が食事する時、穏やかであれば、消化の過程は整然と行われます。しかし、もし心が不安や怒りの想念によって掻き乱されていると、胃や腸のそれら小さな化学者達は混乱の淵に投げ込まれてしまいます。これにより、胃液を作り出す分泌腺にアンバランスをもたらし、消化不良となります。消化の過程がアンバランスになった為に、ガスの制御を担う二番目の小さな化学者達は自分達の任務を適切に実行出来ず、余分なガスが生成し、しばしば心臓の周囲に溜まります。老廃物が完全には消化されない為、排泄を担う第3のグループは機能を適切に果たせなくなります。





【解説】

主人である私達の心は、一方でこれら肉体の正常な諸活動に大きな悪影響を及ぼします。一般にストレスや心配事で胃が痛い、あるいは食欲が無くなったといったことが起りますが、これらは心の影響が具体的な症状として顕在化するまでの段階に達した事態を意味します。

肉体の本来の機能を心が妨げ、自らの寿命を縮めるという構図です。心の平安を保つことが肉体の維持に大変大事なことであることは、言う間でも無く、長命の方は皆、穏やかさを保っています。ちなみに「怒りは敵と思え」とは徳川家康の言葉とされています。

しかし、一方で、ただ、長生きであることだけを目的とするのでは情けない限りです。各自が生きる目的を果たす活動の中で、長生きを考えねばなりません。同乗記の中で千年を生きる長老の講話が紹介されていますが、彼ら宇宙兄妹達は改めて、人間の可能性の高さを私達に示しているのです。

なお、文中に「心臓の周囲にガスが溜まる」とありますが、これは胃の中で過剰に発生するガスにより胃の上部にガスが溜まり、心臓の周囲まで胃が拡張し、胸の痛み(いわゆる「胸焼け」)等を引き起こすことを指しているものと考えています。


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