ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落173 [2009-12-25]

173 This unnatural condition in the digestive system is the direct consequence of the strong thought vibrations of anger or anxiety impinging upon the body cells, and if continued long enough can cause serious and lasting bodily damage. Science has definitely proved that anxiety and tension can terminate in neurosis, ulcers, etc. So here is evidence that the sense-mind can bring suffering upon itself, the physical man. There is great truth in the saying, "As ye sow, so shall ye reap." for it is applicable not only to our morals, as most people interpret it, but to every facet of our lives.

173 消化システムにおけるこの不自然な状況は、肉体細胞に衝突して来る怒りや不安の強い想念の直接的な結果であり、もし長く続く場合は、深刻で続く肉体の損傷を引き起こす可能性があります。科学ははっきりと、不安や緊張はノイローゼや潰瘍を起こして終結することを証明しています。ですからここに、感覚心が自分自身、即ち肉体としての人間に苦痛をもたらし得ることの証拠があるのです。「播く種は刈り取らねばならない」ということわざには、偉大な真実があるのです。何故なら、それはほとんどの人が解釈するような道徳ばかりでなく、私達の生活のあらゆる側面に適用できるものだからです。





【解説】

恐らくほとんどの方が、何らかの問題に直面して胃が痛んだり、緊張して下痢したりした経験があろうかと思います。これらは、本項で言う自身の肉体に及ぼす心の影響です。実際には心の持ちようによって、問題の深刻さは変わりますし、問題自体の大きさは相対的なものです。これら問題を解決するのが人生でありますが、その際、心の動揺に振り回されると、問題は巨大化して見え、同時に自身の肉体も不調にさらされるということになります。

一方、見方を変えれば、心は依然として絶大な影響力を自身について持っていることが分かります。本来であれば、宇宙の法則によって完璧に行われる筈の体内の維持活動に対し、それを阻止する程の力を持っている訳です。その心を各自どのようにして正常な姿に戻すかが、大きな仕事になります。

長い人生の中で、日々自らの心を律し続け、より高次な存在へと努力するなら、身体の各細胞も当然、それに呼応するものと思われます。いつまでも若々しく、柔軟で活発な心を保つことは、やがてその人の顔つきや肉体にも映し出される筈です。心を浄化し、新鮮さを保つことは真の健康美の表現につながります。


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