ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落169 [2009-12-18]

169 Each atom making up the cells of the body possesses within itself the element of feeling-which is consciousness. Consequently, it is quite possible for the cells of one form, to convey the state of their activity to the cells of another form. When the cells of one body are impressed with vibrations from the cells of another body, the impulse is created in the nerve plasm and immediately carried through the afferent nerves to the brain, where it is decoded into a conscious thought. It may be difficult to accept the idea of cells as little conscious entities, capable of receiving and passing on vibratory impressions, or of forming their own messages; but experiments which have taken place in our laboratories have proved conclusively that all substance is possessed of consciousness.

169 肉体の細胞を構成する各原子はそれ自身の内部に意識であるフィーリングの要素を所有しています。したがって一つの形あるもの(訳注:肉体)の細胞群が他の形あるものに自らの活動の状況を伝えるというのは全くのところ、起こり得るのです。ある肉体の細胞群が他の肉体の細胞から来る振動を感受すると、神経の原形質に衝動が発生し、直ちに中枢神経を通じて脳に伝わり、そこで意識できる想念に解読されます。細胞が小さな意識ある実体で、振動による印象を受信し、転送する、あるいは自身のメッセージを作り出すとする概念は受け入れることが難しいかも知れません。しかし、私達の実験室で行われた実験では、あらゆる物質は意識を持つことを決定的に明らかにしているのです。





【解説】

各細胞が同じ身体の他の細胞と情報を交換しながら、互いに連携して生きていることは理解できると思います。ここでは更に進んで、他の身体の細胞とも意思を伝えあっていることが示されています。相手の気持が分かる、或いは親近感を持てるという感情は、こうした自身の細胞と相手の細胞との友好的な間柄が最終的には互いの頭脳に伝わって湧いて来るものと思われます。

細胞が振動によって意思を伝えることは、顕微鏡下で細胞の活動をつぶさに観察することが出来れば実感が持てるものです。これに関して、私が紹介できるのは、原生動物と称されるやや大型の単細胞生物についてです。これらは単独に暮らすもの、群体を構成するもの等、さまざまですが、主に、汚水を浄化する過程で発生します。大きさは100ミクロン程度はありますので、容易に観察できます。水の中で、彼らは実に活発に動き、水中の細菌を捕食し、水の濁りを取り除く等、汚水処理にはなくてはならない存在です。それらを顕微鏡で観察すると、細胞ひとつの生物ですが、実に個性的であり、当然、意思を持って行動している様子が分かります。

細胞ひとつひとつが意思を持ち、意識を持った存在であるということは、古(いにしえ)より森羅万象に神宿るとする教えにも近いものがあります。従来、アミニズムとして迷信というレッテルが貼られて来たものですが、ここに来て、再度、その本来の意義が解説されているように思います。


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