ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落168 [2009-12-17]

168 This proves that thought can be transmitted from the body cells within a form, without the necessity of passing through the brain of the form as a conscious thought. If thought could only be produced through action of the brain cells, this knowledge could never have been revealed to me; for the woman's brain was broadcasting strong, frantic, thought-vibrations of serious disorder in the body.

168 これは想念は一つの意識出来る想念として形あるもの(訳注:肉体)の頭脳を通過する必要はなく、身体の中の肉体細胞から発せられ得ることを証明しています。もし想念が頭脳細胞の活動を通じてのみ作られるとしたら、この知識は私には明らかにされなかったからです。何故なら、その女性の頭脳は、身体の中の深刻な疾患状態についての強烈で気も狂わんばかりの想念波動を発していたからです。





【解説】

通常、私達は頭で物事を考えます。頭脳こそが人の中心であり、司令塔だとされて来ました。目や耳、鼻等の感覚器官は頭部に集中していますし、それらの反応を伝える神経は直接、脳と接続されているようです。

しかし、本項の事例にあるように、それらが発する想念(情報)は、必ずしも真実であるものばかりではないのです。本来、宇宙の本源から来る印象は正しいもの、真実なものですが、この頭脳から発せられる想念は、感覚器官の意見により解釈を加えられたり、他の者の頭脳から受けた誤った情報も混在する等、その多くは混乱した(迷いのある)ものとなっています。

これに対して、肉体細胞が直接訴える情報は、頭脳から発せられる場合と比べて出力は大幅に小さいものではあるものの、そのメッセージの内容は真実から外れることはないのです。これら妙(たえ)なる想念波動に自らの受信器・増幅器である頭脳を同調させられれば、莫大な情報が本人に流れて来ることになります。


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