ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落165 [2009-12-14]

165 A number of years ago an acquaintance who had been feeling unwell, consulted a doctor. The doctor's diagnosis was that she was suffering from a serious heart condition, and that her teeth were so badly infected they would all have to be extracted. Naturally, she was very distressed by the diagnosis; and came to discuss it with me, asking for advise.

165 何年も前のことですが、長く気分が良くないと感じていた一人の知人が、医者にかかりました。その医者の診断は彼女が深刻な心臓の病を患っていること、また歯は細菌によりひどく感染している為、全て抜かなければならないだろうというものでした。当然のことながら、彼女はその診断によって大変心を痛め、助言を求めて私の所に相談に見えたのです。





【解説】

同乗記の最初の部分、アダムスキー氏が宇宙からの訪問者と最初にあった日も、アダムスキー氏を頼っていた一人の婦人とアダムスキー氏が面談し、助言を授けたことが記されています。アダムスキー氏の周囲には、その人となりや宇宙哲学的な教えに魅力を感じた人々がアメリカ西海岸を中心に集まっていたようです。そんな人々から諸々の相談事を受けていたのがアダムスキー氏であったのです。

さて、その中の事例を元に記述されているのが、本項です。自分の健康状態は、本来、身体の主人(あるじ)である本人が最も良く知る筈ですが、実際にはよく分からないでいることが多いものです。それ程に、普段、私達は身体の各細胞から寄せられる報告(メッセージ)に気付かずに暮らしているということでしょう。

また、一方的な思い込みや信頼する相手からの指摘に従って、自ら病気を誘引したり、悩んだりしてしまいます。人には本来、自分の身体を維持する様々な機能が備えられていますが、その機能を発揮できないようにしている思考習慣が問題なのです。その習慣を改めることが出来れば病も改善に向かう訳で、おそらくはアダムスキー氏も求めに応じて相談に乗っていたものと思われます。


第2部 2章 段落164 [2009-12-11] <<  |  >> 第2部 2章 段落166 [2009-12-15]