ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落166 [2009-12-15]

166 The woman's mind had been deeply impressed with the idea that her heart might falter and stop at any minute, and that her teeth were ulcerated beyond medical help. Remember, these were the thoughts she was holding uppermost in her mind when she consulted me. Yet, I received a definite impression from the heart that the action of that organ was normal; and I could detect the presence of only a slight infection in the cells of the mouth. Therefore, I informed her that her heart was perfectly normal, and there was nothing wrong with her teeth except for a slight infection of the gums, which could be eliminated with proper treatment. I did not acquire this information by visible means, for I am not a doctor and I made absolutely no physical examination. The diagnosis-if you wish to call it that-was the result of thought-transference from her body cells to my mind.

166 その女性の心は自分の心臓はいつ何時、弱って止まるかも知れないことや、自分の歯が医療の手当てが及ばない程、潰瘍が生じているという思いに深く印象づけられていました。これらは彼女が私に相談した際に心の中で真っ先に抱いていた想念でありました。しかしそれでも、私は彼女の心臓からは、その器官の働きは正常であるという確固たる印象を受けました。口の細胞に若干の感染があることを感知しただけでした。それ故、私は彼女に彼女の心臓は完璧に正常であり、歯茎にわずかの感染箇所がある他は、彼女の歯には何も悪い所は無く、感染箇所も適切な処置によって取り除けることを伝えました。私はこの情報を視覚的手段で得たのではありませんでした。何故なら私は医者ではなく、どのような物理的な診察を行ったのでは決してありません。それを診察と皆さんが呼ぶというのであれば、その診察は彼女の肉体の細胞から私の心への想念転移の結果であったのです。





【解説】

この場合、アダムスキー氏はその婦人の身体の状況をどのようにして知ったのかが重要な所です。従来は「透視」その他の言葉で表現されて来ましたが、本文に書かれているように、その実態は婦人の身体の細胞とアダムスキー氏の心が交流したということなのです。

本来であれば、自分に最も近い自身の肉体の細胞ともっと交流できるべきなのですが、本人の心がその声を聞く耳を持たず、勝手なイメージを追い求めている為に、実際の身体の細胞との意思疎通もない訳です。この場合、他人の能力者の方が身体の状況を正しく把握出来たことになります。

本当は私達の身体はもっと活発に活動が出来、若さを保つことが出来るように思います。これら活発に動く細胞も、長年その声を無視され、不要なストレスを受け続ける中で、次第に老化し、遂には生命活動が存続出来なくなって死を迎えます。私達が本来、耳を傾けなければならないのは、自身を支えるこれら細胞の声であり、彼らと対話しながら、最高の創造物としての役割を果たすことが望まれています。


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