ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 1章 段落158 [2009-12-03]

158 Over the years I have made an interesting observation regarding these "memories." It is indeed rare to find an individual who claims to remember being just plain Mr. Average Citizen. These memories-which in many instances can seem very real-usually involve illustrious persons; everyone from the high priests who officiated at the initiation ceremonies in the Great Pyramid, to more recent characters of history familiar to us all. The vast majority of these are not even cell memories . . . they are simply man exalting his ego.

158 何年にもわたって、私はこれら「前世の記憶」に関して興味深い観察を続けて来ました。全くのところ、自分が只普通の一般市民であったことを覚えていると言う個人は珍しいのです。多くの場合に大変リアルに見え得るこれらの記憶には、通常著明な人物が含まれており、偉大なピラミッドの開始儀式を司祭した高位の僧侶から、新しくは私達全員が良く知っている歴史上の人物までが含まれています。これらの大多数は細胞の記憶どころではありません。それらは人を増長させる自分のエゴの為せるものです。





【解説】

しかし、一方ではこの「前世の記憶」ほど、不確かなものはないのです。本文で言うように私達は他人に自慢し、優位に立ちたいと思うものです。その結果、往々にしてエゴが勝手なイメージを作り上げてしまうものだと本文は述べているのです。

従って、この自分探究はその結果を他人に話すような事柄ではないこと、またありのままの過去の自分を受け入れる気構えが必要となります。しかし、より重要なのは過去の蓄積物よりは現在の学習内容にあるように思います。過去、十分に学んでいたら、今期は別の展開があったかも知れませんし、現在、自分がある状況こそが大切だと思うからです。

いずれにせよ、うわべを繕うエゴをより小さくして、各自目の前の課題に素直に取組むことが重要です。


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