ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 1章 段落157 [2009-12-02]

157 This accounts for most of the so-called memories of previous lives. A person may receive an impression that he once lived on earth as Julius Caesar, and his ego will be inflated. But in reality, a few cells of his body may be composed of atoms which were once present in the body of Caesar.

157 このことはいわゆる前世の記憶と呼ばれるものほとんどに当てはまります。ある人は自分がかつてジュリアス・シーザーとして地球に生きていたという印象を受けるかも知れませんし、そのことでその者のエゴは増長することでしょう。しかし、実体はその者の身体の細胞のわずかがかつてシーザーの肉体に有った原子から構成されていたに過ぎないのかも知れないのです。





【解説】

本文の延長上の論議として、私達の得た「体験」は良くも悪くも自分自身の60兆個もの細胞、更にはその先の原子一つ一つに同様な記憶を与えるということに繋がります。これはある意味、恐るべきことで、私達の毎日の一つ一つの感情が自分の肉体を構成する原子に等しく記憶されるという大変大きな責任があることを意味しています。

もし、私達が身体に摂取する原子が良質の記憶を保持しているなら、私達はその影響を受けて落ち着いた喜びに満ちた生活を送りやすくなるとも言えるでしょう。よく言葉として「奉仕」という表現がありますが、人生において自身にこのような平穏で快活、宇宙的な想念体験を増やそうとすることは、後世に残るこれら原子達にその優れた経験を積ませるという体験活動であり、奉仕活動であると言うことも出来ます。これら一人一人の密やかな努力は、もちろん本人にとってのプラスになることはもちろんですが、真の意味で誰もが出来る後世へ残す遺産でもあるのです。


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