ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 1章 段落143 [2009-11-11]

143 These impressions are known as cell impressions. The cells (or atoms) of the structure have absorbed the destructive or constructive emotions of the occupants, and have communicated these impressions to the cells (or atoms) of our body; causing either a feeling of depression or tranquility.

143 これらの印象は細胞印象として知られています。構造物の細胞(原子)が居住者の破壊的あるいは建設的な感情を吸収し、これらの印象類を私達の肉体の細胞(原子)に伝え、憂鬱なあるいは穏やかなフィーリングをもたらしていたのです。





【解説】

残留するのは「印象」、即ち各自の「感じ」であり、言語になる前のフィーリングが各原子に浸透し、それらが引き続き印象を発信し得る為、後になって別の者と接した場合に、両者の細胞同士が互いの印象を交流する為、このような事が起るのだと説明しています。

ここでのポイントは物体には印象が染み込むということです。想念の内、言語になる前の印象の状態が物体に浸透、共鳴して残留することが重要で、言語に翻訳された後の状態のものが残る訳ではないのです。このことから、私達が着目しなければならないことは、この印象段階のものを特に大事にしなければならないということです。

この物体同士の印象の交流(やり取り)で例となるのは、小動物が互いを認識するのに相手の臭いを嗅ぐ所作を行うことです。各細胞は相手を知る為に、丁度、カタツムリが触角で相手を触って互いを認識するように、互いの持つ印象類を把握しようとするのかも知れません。私達の身体の各細胞はこうして周囲の存在を認識するのかも知れません。

同様のことはアダムスキー氏が同乗記で進化した宇宙兄妹達と握手を交わした際に、気持が高揚したと記述していることにも表れています。各自が日頃、発したり、取り込んでいる印象が、その人自身を構成すると同時に、他者にも影響を与えているという例です。

注:原文中の"tranquality"は"tranquility"の誤植と判断し、訂正しています。


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