ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落133 [2009-10-27]

133 So you can see there are no divisions. You must work until you honestly feel a oneness with all creation; for sympathetic feeling is the avenue of communication. This must be established before success in thought-transference can be expected. All Nature expresses the Creator in a free, unhampered manner, and you must strive to emulate her. A good example of what is meant can be found in the message given by the Masters in INSIDE THE SPACE SHIPS. You will notice they compared their way of life to ours, yet at no time did they pass judgment on us for our shortcomings.

133 その結果、貴方は分裂というものは一切無いことが分かります。貴方は正直に全ての創造物と一体になる感じを得るまで力を尽くさねばなりません。何故なら共感的なフィーリングが意思疎通の本道であるからです。このことは想念転移において成功が期待される前までに確立されていなければならない事項です。全ての自然は自由で妨げられることなく創造主を表現しており、貴方は自然を見習おうと努力しなければなりません。その意味での良い例が空飛ぶ円盤同乗記の中の長老によって授けられたメッセージの中に見出せます。長老達は彼らの生き方を私達のと比較しましたが、一度も私達に対して私達の欠点を非難しなかったことに貴方は気付かれることでしょう。





【解説】

古来からおびただしい数の宗教や哲学がある中で、アダムスキー氏の哲学が他と異なる点は、それが具体的に他の進化した人類によって実行され、生活の一部として応用されていることにあります。既にその概要は同乗記の中の長老の言葉によって与えられている所です。その具体的な取組みを導くものが、これらアダムスキー氏の哲学三部作であることは、既に知られている通りです。

しかし、具体的に取組む場合、エゴを制御し、感情をコントロールすること等、粘り強い鍛練が必要です。時には表立った「超能力」が発揮出来ず悩むことがあるかも知れません。その際に重要なのは、あらゆる自然は創造主を見習って日々の生涯を送っているという認識です。自然の有り様は日々私達の目の前にあり、季節の移り変わりや動植物の活動から、それらが創造主の働きそのものの表れであることを知ることです。

また、その際の大事な姿勢として、本文の中に"sympathetic"であることが挙げられます。直訳すると「同情する」、「思いやりのある」という訳になりますが、ここではそれらの語感を踏まえて、「共感的」と訳出しています。即ち、相手の気持を分かろうとする姿勢が互のテレパシー実現の為に無くてはならない状態だと言っているのです。相手と一体感が構築出来なければ、相手の思いを感じ取ることは出来ないのは当然です。


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