ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落131 [2009-10-23]

131 Our senses of sight, hearing, taste and smell should be nothing more than conveyors of information to the brain, not the autocratic rulers of our lives. They should be our servants-not our masters. As you study these four senses, you will find they continually exalt their position in the scheme of life, belittling all that they see about them. Do not let this happen.

131 視覚、聴覚、味覚及び嗅覚から成る私達の感覚は、脳への情報の伝達人でしかなく、私達の命の独裁的支配者ではありません。それらは私達の召し使いであるべきで、主人ではない筈です。貴方がこれら四つの感覚を研究するにつれ、それらが見るもの全てを軽視することで、生命の図式における自らの地位を常に押し上げようとしていることを発見するでしょう。このことを起らせてはいけません。





【解説】

問題は、私達の感覚自体が外界との接点を良いことにして、自ら判断を下し、私達自身を支配するようになっていることです。いつの時代も情報を支配する者が優位な地位を持つものです。本来、伝令であるべき感覚は、その情報に自身の解釈を加えて本部に伝達し、何も知らない王様はその解釈に従って全軍を動員させるという図式です。

また、感覚自体が他の存在よりも常に優位に立つ為に、相手の欠点を指摘するほか、上位と思う相手には何らかの負け惜しみの口実を加えて、自分の立場を確保するのです。ある面、世間を渡る上で、挫折を回避するテクニックかも知れませんが、本来のあるべき姿ではありません。このことを特に問題視しているのです。

先ずは、自分の感覚を鍛練し、その反応が本当に妥当なものであるかをチェックし、即座に勝手な判断をさせずに、目に見えない因の部分に気付くよう訓練したいものです。


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