ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落111 [2009-09-24]

111 Mind is the medium by which thought is carried from one point to another. Common reasoning tells us that it is impossible for any vehicle, whether it be of vibration or matter, to travel from place to place without a medium of transference. Science, in its study of electrical energy, and light and sound waves, acknowledges various agencies of transference. The medium of light transmission they have named ether. While admitting they do not know the character of ether, science is sure of its existence and certain of the fact that it is diffused throughout all substance; that it pervades all space, and is capable of handing on undulations of various types from one point to another. Yet the only proof they have of the reality of ether, is the effect produced.

111 心は想念が一点から他の地点に運ばれる媒体なのです。一般的な推論では、振動であれ物質であれ、どんな乗り物も移動の媒体が無ければ、ある場所から別の場所に移動することは不可能だとしています。電気エネルギーや光、音波を研究する科学は、様々な移動媒体の存在を認めています。光の伝達の媒体を、彼らはエーテルと名付けました。エーテルの性質を知らないことを認める一方で、科学はその存在とそれが全ての物質に拡散浸透している事実については確信しています。即ち、それが全宇宙に行き渡り、一点から他の地点に向かう様々なタイプの波動を取扱うことができるということです。しかも、彼らが手にしているエーテルの事実に関する唯一の証拠は作り出された結果に過ぎません。





【解説】

心によって想念が伝わるということは、心は単に身体のある特定部位に限定して存在するのではなく、身体を含めた広い空間に拡がっていることを意味します。そうなると「想念が伝わる」「想いに気付く」ということは、私の心が他の者の心に接する状況になっており、その中を想念が伝達することになります。

こうなると、私達の心は相当の距離まで放射状に拡がっていることになり、その状況は仏像の光背どころではない大きさになります。このように外部に拡がった互いの心が接し、想念波動がうまく伝達する時、「想いが伝わる」ということになる訳です。その為には、一方の心と他の心がある程度、融合できる体制が必要な気がします。遠距離からの想念が届く場合には、どんなに遠距離であっても発信者と受信者の心が繋がっている必要があるように思います。


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