ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落106 [2009-09-14]

106 It is this force that brings into existence, and activates, the atoms of form. But form in this sense is not confined to visible manifestation alone; for the same atoms which make up solid substance, also make up the elements of space. To our present knowledge, there are some hundred odd elements; out of which innumerable compounds and compositions are created. We are living in what could rightly be called a chemical universe; conceived out of Intelligence, and perpetuated by Force. Each manifestation we see about us is the effect of chemical action and reaction. Light, heat, sound, growth and disintegration, are all chemical actions. And believe it or not . . . thought is also a chemical action!

106 形有るものの原子達をこの世に存在させ、活性化させているのはこの力なのです。しかし、この形有るものという意味は目に見える創造物だけに限定されてはいません。何故なら、硬い物質を造り上げる同じ原子達が、宇宙の諸要素を造り上げているからです。私達の現在の知識では、百余りの元素がありますが、その中から無数の化合物と複合物が造り出されています。私達は正しく化学的宇宙と言うべき中で暮らしているのです。即ち、知性の中から孕まれ、力によって永続されているのです。私達が目にする個々の創造物は化学的活動と反応の結果です。光、熱、音、生長や分解は全て化学的反応です。そして信じないかも知れませんが、想念もまた、化学反応なのです。





【解説】

物質世界を構成する分子原子の存在を支え、それらの間の反応を指揮しているのが力(フォース)であるとしています。ここで注意したいのは、この「力(フォース)」という言葉は、映画「スターウォーズ」にも出て来ますが、決して超常的な面は無いということです。確かに私達から見れば、その働きは怖れ敬う存在ではありますが、本項はそれらの活動を化学反応だと分析しているのです。つまりは所定の法則の下、物質をベースとして行われる自然界の化学変化であると解説している訳です。

生物の体内では各部からの様々な情報を化学物質のやり取りで伝達すると言われています。これらのメッセージが樹液や血液に溶出して全身に行き渡るとすれば、想念が身体全体に大きな影響を与えていることが分かります。私達の身体と宇宙とがこの物質元素を通して一体になっていることを自覚することが大切です。言い替えれば全ての現象の背後には物質の化学変化、反応過程があるということです。生命そのものも化学的なものだと認識する必要があるということです。


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