ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落105 [2009-09-11]

105 Of universal force we know little except that it has two fields of action; attraction and repulsion. These are transformed into energy, which pervades all substance, or form. We recognize force only by the effect of its actions, which in mechanical fields is known as energy; and in psychological studies as thought, emotion, etc.

105 私達は宇宙の力について、只、それが引力と斥力という二つの行動の場を持っているということ以外、ほとんど知ってはおりません。これらの場はエネルギーに変換され、全ての物質、或いは形に行き渡っています。私達は力をその行動の結果から認識するだけであり、その力は機械分野ではエネルギーとして、心理学の研究においては想念や衝動等として知られています。





【解説】

本項では前項(104)を受けて、宇宙の3要素の一つ、「力」(フォース)について述べています。

その「力」なるものは、引力と斥力の二つから成り、それらがエネルギーに変換されるのだとしています。力を「引力と斥力」に二分することは、東洋の「陰陽」にも通じるもので、これら二つの要素があって初めてエネルギーが生まれるということでしょう。磁石のN極、S極の作用と同じです。

問題は、これらの引力と斥力の変換先が、精神面では想念衝動を示すとしていることです。これについては、目下、明確な答えを持ち合わせていませんが、少なくても想念を波動として捉えれば、その波動伝播について、若干のイメージは描くことが出来ます。即ち、水面に波紋が広がる様子を想定します。エネルギーとしての波動は次々に外側に波が広がって行く様子から、エネルギーが伝播する状況が分かりますが、その伝播は波に沿って水が移動する訳ではなく、あくまで水の分子はその場で上下に運動するだけで、波のエネルギーを後続に伝えているに過ぎません。水の分子が上下に運動することで全体としては、波のエネルギーを放射させている訳です。おそらく、想念についても同様で、これら引力と席玉からなるエネルギーが何らかの媒体を通じて、伝わるものと考えられます。


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