ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落104 [2009-09-10]

104 To the best of man's knowledge, the universe is composed of three things: Intelligence . . . Force . . . Form. I have used the term intelligence here for lack of a better word. No language on earth possesses descriptive powers to define the true meaning of Cosmic Intelligence. We simply know that out of this Supreme Intelligence emerges all manifestation. Force and Form can be measured; one as an impulse, or energy; the other as a manifestation, or form. But the Creator of both, the Father principle in Christianity, is beyond the comprehension of mortal mind to understand.

104 人間の知る限り、宇宙は三つのものから成り立っています。知性、力、そして形です。私は知性という言葉を他により良い言葉が無い為に使って来ました。地球上の如何なる言語も宇宙英知の真の意味を定義できる表現力を持ってはいません。私達は単に、この至上なる知性から全ての創造物が出現したことを知っているだけです。力と形は計ることが出来ます。前者は衝動、或いはエネルギーとして、後者は現出した創造物、あるいは形としてです。しかし、両者の創造主であるキリスト教で言う父性原理は人間の心の理解を超えた存在なのです。





【解説】

本項で当たり前のように述べられている「知性」、「力」、「形あるもの」の3要素ですが、通常、私達はこの最後の「形」(物質)については、ある程度掌握しているものの、他の2つに気付くことは極めて少ないのではないでしょうか。時折、雲の動きや大洋の波のうねりからエネルギーの存在に気付くのみです。私達の多くは形あるものを通じて現れる「力」(エネルギー)を見て、物質の奥に流れる生命力を知覚したと思っているのです。

ここで重要なのは、実はその力や形の奥に、それらを指揮する頭脳とも言うべき知性の存在があると著者アダムスキー氏が言っていることです。つまりは現象界にあるあらゆるものを生み出したのが、その知性だと言っているのです。つまりは、私達は宝石や芸術作品をめでるように、創造物、つまり形あるものを大切にすることは出来ますし、古来から雷神を祀るように自然界の強烈なパワーを怖れ敬って来ました。しかし、これらの贈り主である宇宙の知性に対して、どれ程の関心を抱いて来たのかは疑問です。

広大は宇宙全体にも及ぶ全ての創造物をこの世に生み出した知性に、より以上の関心を抱き、その知性を少しでも理解しようとする姿勢が必要だと言うことです。


第1部 4章 段落103 [2009-09-09] <<  |  >> 第1部 4章 段落105 [2009-09-11]