ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落097 [2009-09-01]

097 Normally, we are not aware of these thoughts; and we would indeed live in a slow-motion world if every action had to be expressed consciously in this manner. Yet no movement or action is possible without first having a blueprint drawn and an order given. The command for every physical move must first be a thought in the mind.

097 普通、私達はこれらの想念には気が付きません。また、もし一つ一つの行動が、このように意識的に表現されなければならないとしたら、私達は確かにスローモーションの世界に生きることになってしまいます。しかし、最初に青写真があり、指令が与えられなければ、どんな行動も不可能です。あらゆる肉体の動きに対する指令は最初に心の中の想念でなければならないのです。





【解説】

ここで述べられていることは、私達のあらゆる行動には、事前に計画があり、それを起動する指令が有ってはじめて行われるということです。それら一つ一つを確認しながら行っていると、動物のナマケモノのようにゆっくりした行動となってしまいます。通常、これらは半ば自動的に行われている訳です。

しかし、注意したいのは、これらはやがて習慣となることです。特段、考えも無しに毎日を過ごしていれば、行動はスムーズになりますが、何ら記憶に残らない状況に陥ります。十年一昔の例えのように、習慣に埋没することは大いに嫌うべきです。

そういう意味では、例え毎日、決まりきった仕事を行わなければならないとしても、何らかの工夫、新しい発見を探す、新しい側面に挑戦する等、自由で習慣に縛られない生き方が求められています。そうした新鮮さが若さの原動力だとアダムスキー氏も述べているところです。毎日の生活の中で自分の心と身体の中で、どのような反応が起っているか、興味深く観察し、行動に実現させることが望まれています。


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