ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落096 [2009-08-31]

096 For instance: you are reading. When you reach the bottom of the page you will turn it and continue to read. Yet, before your hand made the slightest move to turn the page, your mind first had to formulate the thought, "This is the end of the page. Turn it and continue reading the next."

096 例えば、貴方が本を読んでいるとします。貴方がそのページの最後に到達したら、貴方はページをめくり、次を読み続けるでしょう。しかし、貴方の手がページを返そうとわずかな動きをする前に、貴方の心は最初にその想念を形作る必要がありました。「ページの終わりだ。ページを返して次を読み続けよう」と。





【解説】

心や肉体の行動の一部始終を指令し、支配しています。また肉体はその心の指令に従っています。これら日常的な行動について私達はその過程を自覚することなく過ごしている訳です。

しかし、心の実態を把握する為には、時としてどのようなことが起っているのか、私達はしっかり把握する必要があります。つまり、心が発する想念の実態とそれが行動として表現される時の肉体各部の呼応状況を知ることです。そうする中で想念が実は万物に作用し、諸々の実現力を持つことも分かることでしょう。つまり、各自が望むことは遠からず実現するということでもあります。

先日、休みに尾瀬を散策して来ましたが、私にとって新しいルートとなる山道を進んだ時、前方に立ちはだかる急峻な坂に出会いました。目は「とても行けない、引き返そう」と訴えますが、落ち着いて、恐れる目を遠くを見て恐れるのではなく、目の前の限られた場所のみを見ることとし、一歩一歩安全な足場を確保しながらゆっくり進めば、意外にこれらの難所を越えられることが分かりました。ゆっくりした一歩ですが、着実な一歩を積み重ねれば、一見大きいと思える問題に対しても解決できることを体験できました。心に対する毎日の発見こそが、重要な意味を持つように思います。


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