ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落070 [2009-07-17]

070 Not in the least. This is a purely physical condition caused by the malfunctioning of the nervous system; and has no more bearing upon the operation of the Life Force, or true feeling, than if the individual is born without a finger. The senses of sight, hearing, taste and smell, work normally in these people. The degree to which anyone registers pain is dependent upon the nervous system; the more sensitive the system, the more intense the pain felt.

070 全然そのようなことはありません。これは神経系統の機能不全によって引き起こされた純粋な肉体の状況であり、個人が指1本欠けて生まれたとしても生命力、即ち真実のフィーリングの作用には何ら問題が無いのと同様です。視覚や聴覚、味覚や嗅覚はこれらの人々の中で正常に働いています。人が痛みを表わす程度は神経系統に依存しています。その系統が高感度であればある程、その痛みは強烈に感じるのです。





【解説】

仮に触感が無くなったとしても、四感の動作には影響を及ぼさないとしています。それは触感を司る身体の神経系統とは別に、各感覚器官に固有の神経系統が各々備わっていることを意味するものと考えられます。しかし、それでもフィーリングの要素がこれら諸感覚はもとより、意識の深層部分で働いていることが大事な所だと思っています。

例えば、目を閉じて無音無味無臭の空間に端座する時、私達は周囲に自分の意識を広げ、宇宙からやって来る印象類をキャッチしようとしますが、その際に行っている動作は、丁度、カタツムリがその触角を様々な方向に傾けながら、必要な情勢判断を行い、自分の進行方向を定めることに似ています。私達は触覚(フィーリング)を使って自分の進む方向を絶えず探りながら、必要な情報を得ているように思います。即ち、生きて行く上でフィーリングが大切な訳で、早期に事態を予測することが出来れば(印象に従った生活を送れれば)、効率的な人生を送れることになります。


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