ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落071 [2009-07-21]

071 These unfortunate individuals, rather than being envied, should be pitied. For the little sentinels who stand guard constantly throughout the body to flash warnings to the brain - nature's switchboard - of any unusual condition, are our staunch friends. Let us say we run a splinter in our hand. These sentinels, or nerves, immediately set up a clamor, informing the brain that a foreign substance is exerting pressure upon the surrounding tissue. We then relieve the pressure by removing the splinter and the wound will heal. But if the brain had not received this information because the nerves were not functioning properly, we would have been unaware of the splinter until the body, in trying to expel it, had caused the area to fester. But it is a physical condition; and lack of this nerve feeling has no more to do with a person's telepathic receptivity than the color of his eyes.

071 これら不遇な人達はうらやましがられるよりは、哀れまれるべきです。何故なら、どのような異常時であれ、自然界の交換機のように脳に警報を発するべく、体中を常に警備に立っているその小さな歩哨達は私達の信頼する友人達であるからです。私達が手に棘を刺したとしましょう。これらの歩哨達、神経はすぐさま大声を発し、脳に異物が周囲の細胞組織に圧力を加えていることを伝達します。私達は次にその棘を取り除き、その傷はやがて癒えます。しかし、脳が神経が適切に機能していなかった為にその情報を受け取らなかった場合には、私達は肉体がそれを追い出そうとしてその部分を化膿させようとするまでは、その棘に気付かなかったことでしょう。しかし、それは肉体の状態であり、この神経によるフィーリングの欠如は両目の色以上に各自のテレパシー感受力に関係するものではありません。





【解説】

肉体の神経ネットワークを司る各神経細胞は私達にとって信頼できる存在であり、彼らのお蔭で肉体が守られています。しかし、それらいわゆる触感要素の有無自体は各自のテレパシー能力とは関係が無いと言っています。つまり、フィーリングと触感とは同義語と言ってはいても、テレパシーを司るフィーリングは、これら肉体の感覚とは基本的に異なるものだと言うことでしょう。ちなみに目の色とは虹彩の中のメラニン色素の量の違いで起るとされています。一般に青い目は褐色の目と比較して極端にメラニン色素が少ない為に形成されるとされていますが、目としての役割にはいささかも違いがありません。

テレパシーにはついては、同乗記の中で金星から来た母船で以下の説明がアダムスキー氏に為されています。



「しかし万人にはっきり伝えていただきたいことが一つあります。今までここで話してきたテレパシーによるコンタクトは、地球人の言っている”心霊”や”降霊術”的なものとは全然違うということです。テレパシーは一つの心から他の心への直接のメッセージなのです。いわゆる心霊現象については別な機会に説明しましょう。」

「このメンタル・テレパシーを私たちは送信者と受信者という二点間の”意識が一体化した状態”と呼んでいます。これは私たちの各惑星では最も普通に用いられている伝達法で、特に金星ではそうです。私たちの惑星では個人から個人へ、惑星から宇宙船へ−それがどこにいようとも−、そして惑星から惑星へのメッセージを伝えることができます。前にも申しましたように−これは特にはっきり記憶していただきたいのですが−地球人の言う空間または”距離”は全然障害にはなりません」(「宇宙からの訪問者」、訳者 久保田八郎、ユニバース出版社、昭和56年発行、p.164-p.165)



つまり、両者の意識がつながることによって距離に係わり無く相互の想念が伝わるという訳です。他惑星人はテレパシー能力に秀でているとされています。言葉を発することなく相手の心の状況を理解できること、また遠く離れた友人にメッセージを伝えることは極めて日常的に行われているとされています。私達地球人がそのようなレベルに達する為には、この意識を拡大させ、印象を受け止めるという私達の受信器の感度を高める必要があります。


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