ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落049 [2009-06-18]

049 As I continued to watch the birds, insects and animals, I noticed they were alert to climatic changes before these took place. Heretofore, I had been content, as were others, to say, instinct; and relegate it to the realm of the mysterious extrasensory perceptions. But now this answer no longer satisfied me. I wanted an understanding of the awareness that had alerted the seedling oak to the topography of the terrain, then guided its roots in the proper direction; for I could now see that in the animal kingdom, this same instinct, or awareness, alerted the squirrel to the coming of a severe winter, warning him to store extra food to carry him through until spring. Why did not man, the highest expression of the Creator of forms, participate in this alertness?

049 私が鳥や虫、動物達をじっと見守るにつれ、彼らが気候変化が起る前にそれらに十分気付いていることに気が付きました。これまででしたら、私は他の者達と同様、本能と称して満足し、それを神秘的な超感覚的な知覚力の領域に追いやっていたことでしょう。しかし、今はこの答えでは私を満足させません。私は樫の木の苗木に土地の地形を知らせ、その根を適切なる方向に導いた覚醒状態に関する理解が欲しかったのです。何故なら、今では、動物界の中でもこれと同じ本能、ないしは覚醒状態がリスに厳しい冬の到来を知らせ、春までの余分な食料を保持するように警告しているのを見ることが出来るからです。形有るものの最高位の表現である人間がこの覚醒状態に参加していないのは何故なのでしょう。





【解説】

日本では木の枝に産みつけられたカマキリの卵の位置が、その年の積雪の最大値を示すとする新聞記事を以前、読んだ事があります。雪の季節より、はるか前の秋にカマキリは卵が雪に埋もれることのないよう、適切な高さをどうやって知るのか、まさに本項の問いでもあります。もちろん、動物達が持つとされる地震予知もその能力の一つです。

本文中にあるalert(警戒)に関連して、意識もそれと近い状況だとどこかで述べられていたと思います。生命の根源から提供されている印象に呼応できる能力が重要な訳です。こうした目に見えない、耳に聞こえない、印象と呼ばれる想念を理解することは、私達地球人の最も遅れた分野の一つです。他惑星人ははるかに、この分野でも進化しており、私達だけが極めて鈍感なレベルにとどまっているということでしょう。

本来、万物の最高位にある人間が、その本来備わっている能力を発揮できずに長年月を送っていることは、同じ創造主を父とする他の文明や他の生き物の日々の楽しげな生き方に比べて大きな違いがあり、創造主も心を痛めていらっしゃることは想像に難くありません。


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