ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落028 [2009-05-20]

028 The more highly-developed space people have learned that, in its natural state, all life expresses as a joyous, free execution of each action. They do not consider the performance of their daily chores burdensome, but rather, view them as a privilege whereby they can render further service to Cosmic Cause by enabling it to express unhampered through them. They are trained from infancy in the proper care of their bodies and use of their minds. They will not harbor a discordant thought, for they know what it does to the chemicals of the body. Their sense-mind is coordinated with the Feeling, or Cause Mind; so each individual cell of their body responds to the commands given by the sense-mind. By use of this law, their bodies remain firm and youthful regardless of age. They know that all life is constantly active, and that each particle of creation performs its duty in a free, unimpeded expression of Cause.

028 より進化を遂げた宇宙人達は自然状態では全ての生命は、その一つ一つの行為の楽しく自由な遂行として表わされていることを学んで来ました。彼らは自分達の日々の雑用を負担とは思わず、むしろ自らを通じて邪魔されることなく表現することを可能とすることによって宇宙の因にたいして更なる奉仕に尽くすことが出来る特権だと、それら雑用を見なすのです。彼らは幼少時から身体の適切な保護と心の用い方について訓練を受けます。彼らは不調和な想念に留まる場所を与えません。何故なら彼らはそれが肉体の化学物質に作用することを知っているからです。彼らの感覚心はフィーリング、即ち因なる心と調和しています。ですから彼らの個々の細胞はその感覚心によって与えられる指令に反応するのです。この法則を用いることによって、彼らの肉体は年齢に関わり無く引き締まっており、若々しさを保ちます。かれらは全ての生命は常に活動的であり、各々の創造の小片は自由で妨げられることのない因の表現の中でその義務を演じていることを知っているのです。





【解説】

自然の法則がどのようなものであって、それに日々従って生きることがどのようなことを指すのか、本項はその内容を良く説明しています。また、地球でも自然界の人間以外の動植物は皆、本項で述べられているような活発かつ、明朗な生活を送っています。その内面の状況についてはよく分かりませんが、自然界の生き物の日常を見ると、皆、実に活発、精力的に活動しています。その代表例がミツバチの類いでしょう。彼らは花を求めて遠くまで飛行し、花びらから花びらへ労を惜しむことなく動き回り、花粉や蜜を収集します。それらは巣に持ち帰り、彼らの食料となる一方、花の元となる果実の受粉を助けたり、人間に蜜を提供したり、様々な他の生き物の役に立っています。

このように自然の法則はそれに従う時、様々な複合的な作用をもたらし、自然界の相互関係を強化して全体としてより高度高次な内容に押し上げるという性質があります。その為には、もちろん、無我になって心を謙虚にし、因から来る指令(印象)に素直に従うことが必要となります。

どれ程、自然の中に秘められた法則に気づけるかは難しいところですが、少なくとも私達は自然を観察することは出来る筈です。日本のプチファーブルと称せられている細密画家、熊田千佳慕(1911〜)が描いた絵本を見たことがあります。精緻な昆虫や植物の絵で、絵本の画面いっぱいに昆虫達の毎日が生き生きと描かれています。この他、熊谷守一(1880〜1977)の絵も私の好きな絵の一つです。自然を深く観察する中で、両画家の得た体験も本項で述べられている内容に近いものではなかったかと思っています。


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