ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落027 [2009-05-19]

027 The study of telepathy will in no way interfere with, or contradict, any religious belief you may have. For telepathy is not a religion, but a Universal Law. Knowledge of this law will give you a greater understanding of yourself and of your relationship to the Cosmos in which you live.

027 テレパシーの学習は貴方が持っている如何なる宗教上の信念を干渉したり、否定したりすることは一切ありません。何故ならテレパシーは宗教ではなく、宇宙普遍の法則の一つであるからです。この法則の知識は貴方に貴方自身と貴方が生きている大宇宙と貴方の関連性についてより大きな理解を授けることでしょう。





【解説】

後年の著作「生命の科学」においても本項と同様なことが述べられています。日本では宗教問題はあまり大きな影響を持ちませんが、欧米の社会では大きな意味を持っているようです。カトリックとプロテスタント、その他との争いもありましたし、イスラムとキリスト教の戦いは中東やアジアにおいて現在も深刻な問題を投げかけています。これにはもちろん、信仰上の相違の他に、政治経済まで浸透した宗教上の差別が根底にあることは言うまでもありません。

さて、もう一方の側面として、テレパシー学習を単なる技術の修得と捉えることも誤りです。それはあくまで本項でアダムスキー氏が強調しているように、宇宙を貫く法則や原理を理解することにある点に注目したいと思います。まずは、法則の理解が重要であり、正しく理解して初めて応用を始められます。まずは自らの心を通過する想念類に気付くこと、それらを正しい場所に納め、その持つ創造の力を信じて熟成を待つこと、万一過った要素を含む想念が入り込んだら、直ちにそれらを排除すること、そして自然の事物が何を感じているのかを知りたいと思って心を拡げること等々、各自本書を通じて、紹介される事例について自分自身に当てはめて研究することが必要なのです。


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