ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落015 [2009-04-24]

015 What is this medium of communication which is so easily received, and, with understanding, so readily interpreted?

015 それほどに容易に受信され、理解されて直ぐにも解釈されるというこのコミュニケーション媒体は何でしょう?



【解説】

万物、ありとあらゆるものと意思を通じ合えるということは、何を意味するのでしょうか。それは「万物に神宿る」、即ちすべてのもの(自然)には人格(尊厳や魂)があるとする古代宗教にもつながる概念でもあります。日本で現存する一例がアイヌであり、自然と調和した文化を育んで来た人々がかつては多くいたものと思われます。

これに対し、人間とその他のもの、物質と精神との区別を進めて来たのが現代文明と言えるでしょう。その結果、現代の私達は自然は人間の目的の為に利用すべきもの、開拓すべき対象として見なしており、人間以外のものは人間が利用すべきものとして来ました。

しかし、これらの理解は一つの側面に過ぎず、全体としての調和ある概念とはかけ離れています。人間も含めて宇宙万物が互いに意思疎通が出来る、つまりは万物一体となれる媒体があるとすれば、それこそ、この文明の大転換期のきっかけになる筈です。私達はその探究を目指していると言えるのです。


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