ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落012 [2009-04-21]

012 In recent years there has been a greater trend, than ever before known during this present civilization, toward the advancement of ideas that would produce a better understanding, and a more enduring relationship, between men and nations. The advent of radio, television, wireless telegraphy, etc., has done much to unite the world. Naturally, this has led to discussions among learned men as to the feasibility of evolving a universal language; for they know it would further facilitate intercourse between the peoples of different nations. Although several so-called universal languages have been compiled, such as Esperanto and Ro, to date no word-system has been developed which will meet with the approval of all nationalities.

012 近年ではこの現在の文明の中で、これまでに無い程、人々と国々の間でより良い理解と永続できる関係を作り出す概念の発達に向けたより大きな傾向が存在するようになりました。ラジオやテレビ、無線電信その他の出現は世界を結束させる為に大いなる役割を果たしました。自然の成りゆきとして、このことは知識人の間に普遍的な言語を発展させる実用性について議論を導くこととなりました。何故なら、彼らはそれが異なる国の人々の間における交流を促進することを知っているからです。エスペラントやロー語等、いわゆる普遍的言語と呼ばれる幾つかの言語が編纂されましたが、今日までどの言語体系も全ての国家の承認を得る程には発展していません。





【解説】

本稿が書かれた1958年年代に比べて、今日ではますます状況は進展しています。世界的な仕組みの中で個人も組織ももはや単独では立ち行くことは難しくなりました。輸出入への依存、為替問題も含めて、人や物の国際的な交流も加速しています。

今日ではテレビやインターネットで世界中で起っている事柄を知ることが出来るようになりました。そこで課題となるのは言語の壁です。美術や音楽の理解には言語は不要ですが、唯一、人間の思考については今日も言語に頼っていると言うべきかも知れません。

私の記憶ではかつてアダムスキー氏は何処かの質疑応答の中で、これからの世界共通言語は米語(American English)になると述べたことがあります。そういう面で見ると、やはり今日では米語が国際社会でのコミュニケーション言語の主流になっていることがわかります。

仕事で海外の方々にお会いする機会も多いのですが、やはり通訳を介してのやりとりよりは、直接、共通の言語で会話できる方が、格段に相手を理解出来ます。そういう意味ではもはや実質的な共通言語である米語はこれからの若い世代には必須のコミュニケーション能力となっています。


第1部 1章 段落011 [2009-04-20] <<  |  >> 第1部 1章 段落013 [2009-04-22]