ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落004 [2009-04-09]

004 His capacity to progress and expand his thoughts from the coarser to the finer expressions, could be likened to a kaleidoscope containing a sphere, a triangle, and a square. Each turn of the kaleidoscope produces a new pattern...no two alike. When man expands his awareness to a oneness with the Cosmos, the same law of diversity, in an ever-changing, growing pattern, will give him the fullness of life.

004 その進化と自らの想念を粗雑なものからより精緻な表現に拡げて行く人の能力は、球や三角、また四角形を入れた万華鏡になぞらえることが出来るでしょう。万華鏡を一回転させる毎に新しいパターンが作り出され、二つとして同じものはありません。人が自分の知覚を宇宙と一つになるまで広げる時、その同じ多様性の法則が未来永劫に変化し続け、成長し続けるパターンとして、人に生命の充実感を与えることでしょう。



【解説】

人間の進歩の歩みは万華鏡のようだと表現されています。つまり、各自が行動を起こす(万華鏡を回す)ことによって、その内側にある諸要素が微妙に変化し、全体として毎回新しい模様を作り出すということです。

こうして少しずつ進歩の道を歩む中で、人は変化し多様性を深めることが出来る訳です。単一、単純な人生でなく、様々な側面を享受できる人物に成長するということです。

大事なことは自らの内側を観察しながら、この自らの万華鏡を回すという行動をとることでもあるのです。

ちなみに万華鏡が作り出す模様(パターン)はいわゆるフラクタルに似た対称系の模様であり、万華鏡を人間に例えたこの部分は「曼陀羅」にも似た、宇宙の構成を象徴する意図まで含んでいるのかも知れません。


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