ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第12課 段落464 [2009-03-23]

464 In Cosmic or creative mathematics it would read like this - one and one does not equal two but three. For every time that two principles are put together properly there will be a manifestation which is number three. This also goes back to one - for the three now become as one complete manifestation.

464 宇宙的、或いは創造的な数学では、それはこのように読み取ることになります。即ち1プラス1は2に等しくはなく、3に等しいと。何故なら、二つの本源が適切に協働する時はいつでも、数字で言う3に相当する創造が生まれるからです。このことはまた、一つに還ることでもあります。何故なら今やその3者は一つの完全なる創造の現れになっているからです。





【解説】

いわゆる父性原理と母性原理を合わせると新しいものが生れ出るということです。前項(463)で述べられていたのは想念を生み出す「意識」、その想念を力あるものにする「意思」、それらを自ら体感し、物質界に作用させることが出来れば、早晩、具体的な事物が自らの所にもたらされるというポイントが述べられて来ました。

ここではその一体化した事物は丁度、2者が一体化してまた新しい創造物が生まれ出たことになり、丁度、数学で言う「2進法」の概念に近いと言っているものと思われます。つまり、2進法では「01」+「01」=「10」という表記になりますが、ここで「01」と「10」とでは位が異なり、新しいものが誕生することを意味しています。また、本文では更に、「01」と「01」と「10」とが、更に一体化して一つになるとも述べられています。

植物や動物等、自然を構成する生き物達の活動のお蔭で、私達人間は地上で生活することが出来ます。その生活を支えているのが、食料です。植物や昆虫達の生命活動によって農作物が育ち、魚や肉を提供してくれる動物達のお蔭で、私達人間は生きています。その基本的な生命活動は言う間でも無く、生物の生殖活動が発端になっています。動物達の生殖に関わる真剣さは、鮭や鱒の例を見ても明らかでしょう。昨年9月に北海道知床で鱒の溯上風景を見ることが出来ました。海から河口に数多くの鱒が集まり、その後、数年前に生まれた場所を目指して遠いアラスカ近くから回遊して来た魚達です。そして産卵を終えた魚の多くは息絶えてその一生を終わるとも言われています。その大きな自然のサイクルの中で、魚の増殖が行われ、また、その結果、私達の食卓に鮭や鱒が上る訳で、私達人間はこの文字通り生き物達が生涯を掛けた一大事業の恩恵の中に生きているということです。

もちろん、私達人間は、更に高度な役割を担っており、互いに協働することによって、互いの能力の足し算よりもはるかに大きな成果を得られることにも注意したいものです。


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