ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第12課 段落433 [2009-02-04]

433 After centuries of living as society has, habits have become the masters of men's minds. And this has been strengthened by each generation. So, as said before, it is not easy to get rid of them. But we must keep diligently at the task and replace old habits with new knowledge. This is the way to find and know the other half of yourself.

433 社会における何世紀もの生活の結果、諸習慣は人の心の主人になってしまいました。そしてこのことは世代を経るごとに強化されています。ですから以前に申し上げたように、それらを取り除くことは容易ではありません。しかし、私達はその仕事に精を出し、古い習慣を新しい知識に置き換えなければならないのです。これは貴方自身のもうひとつの半身を見つけ、知る方法なのです。





【解説】

最終12章の冒頭から本項も含めて4つのポイントが述べられています。その第1は今後明らかにされる事柄がどのようなものであっても排除せず、先ずは受け入れるべきこと(430)、第2はあらゆるものを裁くことなく受け入れて自らを体験から学ぶ子供のように見なすこと(431)、第3は対象を理解する為には対象を自ら研究し分析すること、及びにその分析は批判ではないこと等です。

第4のポイントが本項になります。主題は習慣性の打破です。とかく私達は習慣に流され易いものです。ある意味、私達は宇宙の法則が作用する中で生きていますので、一旦、やり方が決まれば同じ種類の行動は同様の結果を得ることになりますし、社会も様々な約束事に基づいて機能しています。そのこ自体には問題はないのですが、このような習慣に流されている場合、本人には努力というものが不要になる為、新しい体験感は得られません。習慣性は人間を怠惰な存在に落としめてしまいます。それに対する解決法として、本文では新しい知識が大きな役割を果たすと言っているのです。つまりは新しい発見に絶えず注目し、自然を見詰め治すことが大切だということでしょう。

顕微鏡下に見る水中の微生物の世界は実に活発です。皆その小さな身体をある者は震わせ、ある者は軽やかに泳ぎながら活気ある生活を送っています。もちろん、一瞬一瞬、気を抜けば食物連鎖に取り込まれてしまう厳しい世界でもある訳です。

絶えず自分の周囲を見回して、停滞している要素を見つけ、整理し直すことも新鮮な情報を取り入れるきっかけになるように思います。日々の仕事や生活を新鮮なものにすることは容易ではないことですが、その効果は大きいものがあるということです。


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