ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第11課 段落427 [2009-01-27]

427 This is the only true entrancement that there is - a Cosmic principle where the mind and consciousness work together. All other phases of so-called entrancement are either illusions, wishful thinking or self hypnotism, especially when your mind is impressed with guides or highly developed souls. Beware when you get a feeling of a so-called guide for there is only one that you can trust and that is consciousness - the other half of yourself.

427 これが唯一存在する真の忘我であり、それは心と意識が共に働く宇宙原理なのです。その他の忘我と呼ばれる側面は、幻覚であったり、願望の想念や自己催眠であるかのいずれかに過ぎません。特に貴方の心が指導霊や高度に発達した霊と出会ったような印象を受けた時はそうです。貴方がいわゆる指導霊のような感じを持った時は気を付けなさい。何故なら貴方が信じられるものは一つしかなく、それは意識、即ち貴方の半身であるからです。





【解説】

本課では(423)以降、意識と一体化する際の現象、entrancementについて解説が続いています。このentrancementについて従来はトランスと訳されて来ましたが、ここでは「忘我」と訳しています。ポイントは心が意識に同調し、その湧き起る印象の具体的表現者となる時、もはやそれまでの自我のガードは解放されます。その状態は「没入」や「夢中」とも言い表せる状態かと思います。これら意識と容易に一体化できる能力はブラザーズ(宇宙兄妹達)においては特出すべき能力となっています。同乗記の中で宇宙船の操縦に際し、ものすごい速さで鍵盤を叩く様子が記述されており、彼らブラザーズにとって必要となれば直ぐにも発揮できる能力となっているのです。

しかし、これらの能力は地球では長らく神秘主義の範疇に置かれており、科学的立場からはいかがわしいものとして避けられて来ました。日本でも従来、多くが「心霊○○○」と呼ばれて来たところです。せっかく、これまで生命の科学を物質と精神の両面から自らを教材として学んで来た私達にとって、いざ、多少なりとも能力が付いて来た頃に各自に生じる新しい現象に間違った解釈を下して、再び神秘主義に戻ることはあってはなりません。そういう意味で著者アダムスキー氏はこのentrancementについて何度となく注意しているものと思われます。

何事も夢中にならなければ良い結果を生み出すことは出来ません。後にその結果を見て、心は果たしてこれがどのようにして出来たのか分からない、自分でも不思議に思う程、無心、夢中の行動が必要だということでしょう。


第11課 段落426 [2009-01-26] <<  |  >> 第11課 段落428 [2009-01-28]