ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第11課 段落412 [2008-12-12]

412 Agriculture and the manufacturing of the necessary commodities is all based on production for use. And all individual talents are given an opportunity to develop and express. Every phase of their expression is extremely artistic and elevating to view as they express love in everything that they do.

412 農業や生活必需品の製造は全て使用に基づいています。また、全ての個人の才能はそれを発展させ表現する機会が与えられています。彼らのあらゆる表現の姿は彼らはその行うこと全てに愛を表現する為、極めて芸術的で高揚させるものとなっています。





【解説】

金星と私達地球との社会システムとは何処がどのように異なっているのかについて、本項は明瞭に解説しています。大きな違いの一つは、農業や工業は地球のような商業主義、貨幣経済でなく、人々が実際に使用し消費する量に合わせて生産されるとしています。ある意味、計画経済に基づいているように思われます。その結果、今日の地球で生じているような価格競争はもちろん物価という概念もないことになります。つまりは各自必要なものは申し込めば、いつでも供給され、それらが終生保証されるような仕組みであろうと思われます。

また、各個人については、このような安定した社会の中にあって自分の才能を伸ばせる十分な機会を与えられる訳ですから、成長したいと思う気持があれば、理想的な環境になります。一方で、そのような向上心が無く、必要物を要求するだけの人間の場合には、退屈であるばかりか、周囲の人間がそうした生き甲斐を感じている中で、一人取り残される惨めな環境に映るかも知れません。芸術であれ、科学技術、自然探究であれ、自分の才能を社会に貢献できる仕組みが用意されているものと思われます。

社会が一人ひとりの自主性と芸術性を尊重する中では、一人ひとりのレベルはますます向上し、それらの相乗効果によって、その社会は否応なく進化し芸術性も高まることになります。


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