ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第11課 段落397 [2008-11-20]

397 The elements of matter are of various sizes and move through space at terrific speeds similar to a dust storm mixed with layers of gases. From time to time particles unite and when this takes place they gather other particles to themselves through the power of attraction that might be called electromagnetic.

397 その物質の構成要素は様々な大きさを持ち、空気層と混じりあう砂嵐に似た物凄いスピードで宇宙空間を移動します。時としてその粒子群は結合しますが、このことが起るとそれらは電磁気と呼ばれるかも知れない引力によって他の粒子群をそれらに集めます。





【解説】

今の季節(11月下旬)は街路樹の落葉から大気の動きを知ることができます。ケヤキの落葉はそのまま下に落下することはほとんどなく、多くは道路を通り抜ける車がもたらす空気層の乱れや冬の木枯らしによるつむじ風に乗って落葉は空中を回転しながら移動します。また、風の吹いた後は通りの所々に落葉が自然と集まる場所を見ることができます。

宇宙空間では更にスケールの大きな動きがあるということでしょう。ひとたび大気圏外に出れば、そこには大洋の海流のように大きな流れがあり、瞬時に宇宙を巡るような動きがあるものと考えます。その一つが太陽風というもので、太陽を源とする高速の気流の流れがあり、その速さは秒速300キロとも言われています。これらの気流は惑星にも大きな影響を与えていると考えなければなりません。

私達の日常生活は、このような宇宙空間で起っている現象を自覚する機会は少ないのですが、その劇的な動きは毎日の日の出、日の入りの際に見ることが出来ます。今朝、たまたま朝早く目覚め、家の外に出ると、未だ夜明け前で天頂には輝く月に従えられた星々を見ることが出来ました。東の空の端はやや薄明かりが差す状況。気付くとそれからわずか1時間余りで、すっかり夜が明け、いつもの青空が広がる空になっていました。毎日人知れず行われているこの劇的な変化には驚くばかりですが、それもこの惑星の自転作用がもたらす訳で、私達地球人は日常、自分達の経済システムの問題ばかりに関心が行き、宇宙に無関心であり続けていることに対しては心が痛みます。


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