383 At this point your reasoning facilities may enter for one phase of impressions follows the freakish imagination and is destructive, while the other is exhilarating and constructive. So then constructive logic must be employed in order to reach a true evaluation. And this must be independent of personal opinions if you are to know the truth about anything. This is a good policy to follow in living and working with others in every day life.
383 この点において、貴方の推論能力が登場することになるかも知れません。何故なら、印象類のある段階では尋常で無い空想が後に続き、それは破壊的ですが、一方で他のものは気分を浮き立たせ建設的であるものが続くからです。ですから、そこでは建設的な論理を真実の評価に達する為に用いなければなりません。そしてもし貴方が何にせよ真実を知ろうとするなら、このことを個人的な意見の影響を受けずに行わなければなりません。これは日常生活の中で他人と生活し働く上で従うべき良い方針でもあります。
【解説】
ここでのポイントはreasoning(論理的にその本質を見極めようとする推論)にあるように思います。一つの印象が心に入ると、それに呼応して心の中で貯えられた様々な類似印象が湧き上がります。いわゆる「連想」ということです。しかし、その際の問題はこれら集まってくるものの中には、心の空想が勝手に作り上げた役にも立たないものが混じっているということです。それらを排除し、自分が取り入れるのを選別する為、論理的な推論が必要になるのです。
ある時は意識の印象を心に勝手に判断させない内に取り入れるようにと述べる等、私自身も様々な言い方をして来ましたが、心に思い浮んだ事の全てを実行に移すことは、必ずしも良いことではありません。それ程に長年人間を蝕んで来た感覚心は巧みに私達に入り込んでいるということです。
しかし、心に湧く印象が建設的なものか、破壊的であるかは識別することは容易ですし、その指し示す方向が果たして労苦はあっても進歩に役立つのか、快楽があっても退化の道に繋がるのかを知ることは出来ます。そのどちらの道を歩むべきか、日常生活において常に応用しなさいと本文は言っています。
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