ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第10課 段落378 [2008-10-23]

378 You must remember at all times that only a little of the entire picture will be revealed at a time. Again like the jigsaw puzzle, you cannot look at all of the pieces and know where they fit. For the picture must be put together piece by piece and this takes time. Never try to fill in with some of your mental ideas accumulated in this world for they are of personal nature. Do not question for one minute what you receive for that would be like questioning God. And you should know by now which is accumulated knowledge from this world and which are cosmic impressions. Do not be confused for earthly impressions may come also, as many of these to which the mind is accustomed are of Cosmic Nature and may fit into the picture at a given point but perhaps not at present. Due to earthly experiences these ideas sometimes try to crowd into positions before there is a place for them. It is like an artist who gets an impression of red shading, when yellow should be used, with the red to follow.

378 いつも覚えておいて欲しいことは、一度には全体像のほんの一部しか明かされないということです。再度、ジグゾーパズルのように、貴方は断片の全てを見ても何処にそれらが当てはまるのか知るという訳には行きません。何故なら絵は小片を一つずつ繋ぎあわせられなければなりませんし、これには時間がかかるのです。決してこの世界で貯えられた貴方の精神的なアイデアを当てはめようとしてはなりません。何故ならそれらは個人的な性質のものだからです。一瞬たりとも貴方が感受したものに疑問を投げかけてはなりません。神を問いただすようなものだからです。また、貴方は今では、どれがこの世からの蓄積された知識で、どれが宇宙的印象かを識別できる筈です。地球的印象も来るでしょうから、混乱しないようにして下さい。何故なら心が慣れているものの多くが宇宙的性質を帯びており、それらもいつか適当な時期にその全体像に当てはまるかも知れませんが、おそらくその時点ではないと思われるからです。地球上の経験から、これらのアイデア達はそれら本来の場所以外に群がろうとします。それは黄色を用いるべき所に赤い陰を付ける印象を受けた画家のようなもので、黄色の後に赤を用いるのに似ています。





【解説】

(本項の翻訳については、少々悩む部分もありましたが、当面は、提示した訳文で行こうと考えています。)

一度に私達に与えられる意識からの印象は断片的なものになると述べられています。それ故、与えられたイメージはそれ自体で完成されたようなイメージではなく、例えばその全体像が現実のものになった状況の中で、貴方が感じるであろう感情の一部や垣間見ることになる光景の一部等になると思われます。

その為、場合によってはそれら出来事が発生する何十年も前に見ることもあり、印象を感受した時点では、例えその印象が鮮明であったにせよ、何時現実化するかは分からないのが実際です。

しかし、思いのほか、早くその印象が現実化する事例も多いように思われます。その場合、その印象から利益を得る(即ち、印象のアドバイスに従って、自らのより良い生き方に活用する)為に、その印象に忠実である必要があります。

また、一方、感受した印象がどのような意図を指し示してくれているのか分からない、即ち本項でいるジグソーパズルの一片のようなもので、どのようなイメージを伝えているのか全体像が分からない場合も多いということです。その場合、注意したいのは、本文にあるように自分の心の中にも実は様々な印象類が滞留していて、その行き場を求めているということです。その中で宇宙からの印象が入って来る訳で、自身の中のものも付和雷同して心に受け入れられるようとして混乱するということです。いずれにせよ、私達は宇宙から直接やって来る印象について、例え断片的なものであっても丁寧な受け入れを行い、それが示唆するイメージを持ち合わせた既存知識で早合点することなく、落ち着いた態度で一つ一つの断片を繋げる作業が必要だということです。


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