ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第10課 段落376 [2008-10-20]

376 Do not try to see too much at one time. Use the same method as with the instrument by extending your mind into consciousness little by little. Do not force it, let it be natural. For if we get into the eternal sea of life there is plenty of time. It is much better to have a slow growth than to try and grow fast and miss something that could cause confusion later. Let patience be your foundation and the extension of our mind into consciousness gradual.

376 一度に多くを見ようとしないで下さい。貴方の心を意識の中に広げるに当っては装置を用いる時のように少しずつ行うのと同様な方法を用いて下さい。それを強制してはならず、自然にさせておきなさい。もし私達が生命の永遠なる海に入るなら、そこには豊富な時間があるからです。努力して急いで成長しようとして後になって混乱を生じるような何かを見落とすよりは、ゆっくりした成長を遂げた方がはるかに良いのです。忍耐を貴方の基礎とし、私達の心を意識の中に拡張させることをゆるやかなものとすることです。





【解説】

この種の哲学修業は、只、我武者らに行うばかりでは成果が上がりません。私も過去には熱心に学習を進めていた人が最後は脇道に入られて、そのままになってしまった事例を多く知っています。その方々に共通な事項として、ある意味、余裕が無かったという印象があります。おそらくは、いくら集中して心を訓練しても成果が出ないと、その隙間に入り込もうとする低次元の要素も出て来る場合もあるのでしょう。その点、本文では「自然に」というキーワードが明記されています。

自然観察と印象の感受、自らの心の観察、印象に基づく行動、更にはその行動に伴う心の観察等、階段を一歩一歩登って行く各自自身の問題として、人生の最後にその永遠の海(意識)に到達出来れば良く、慌ただしく登って、途中脱落するよりは、一歩一歩を確実にし、楽しみながら進むことが望ましいということでしょう。特に目先の成果は期待せず、最後には創造主のお導きやお助けがあることを前提に、一歩一歩進む中で、自分の中の何が変わって行くかをむしろ楽しみながら観察する余裕を持つことが大切です。


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