369 There are very few people in the world that are individualists. And those who are oftimes have a hard time because they do not go along with society and are considered non-conformists. History shows that all great souls in this world were non-conformists for they were individual and endowed with the deeper meaning of life.
369 世の中には自立主義者は極めて少数しか居りません。そして彼らは社会とうまくやっていない為にしばしば困難に直面し、非協力者と見なされて来ました。歴史はこの世の中の全ての偉大な魂は非協力者でした。彼らは独立した個人であり、彼らには生命のより深い意味が授けられていたからです。
【解説】
最古の仏教経典とされる「スッタニバータ」の中に「犀(サイ)の角(ツノ)」という表現が多数記述されています。「仲間の中におれば、休むにも、立つにも、旅するにも、つねにひとに呼びかけられる。他人に従属しない独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め」。「究極の真理への到達するために精励努力し、心ひるむことなく、行い、怠ることなく、足取り堅固に、体力、智力を身につけて、犀の角の如く、ただ独り歩め」等々の記述があります。
その意味するところは、周囲からどのようなことを言われようと、また社会の支持が得られなくても、独り誰にも頼らずに自分の目指した精進の道をまっすぐ進む覚悟を示しています。多くの芸術家や科学者も、その取組みがこれまでに無い新しいレベルの場合、他人の評価は低いものです。本人が地上を去った後に、その成果が発掘されるケースが多いのが多いようです。
本文では、同様な趣旨で社会や環境への順応者(conformists)に対して individualists(自立主義者)が果たす役割が大きいことを述べています。創造主や意識、想念等、目に見えない対象を扱う生命の科学の学習分野では、結果物を示す訳にはいかない為、一般の人に理解してもらうことは容易ではありません。また、その他、神秘主義者と誤解されてしまうかも知れません。しかし、そのような他人の評価等、意味のないことです。とにかく、真理に到達し成果を見せられる段階に至るまでは、ひたすら自らの道をまっすぐ進む必要があるということです。
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