354 The earth and space are of cosmic nature, thus man is not forbidden to view any part, or all, while living here. I am sure the astronauts will have that experience, once they venture into space, providing they are well schooled in receiving impressions. They will have the opportunity to live in two states of life-one the sense mind educated in the world's environment, the other-conscious awareness of living space. They could receive impressions of cosmic space while at the same time their sense minds could be wondering what was transpiring down on earth. They will have a remarkable opportunity to compare earth's knowledge and conscious knowledge. And will be in a position to blend the two into one. For they will be viewing that which cannot be seen with sense sight and that which can be seen with sense sight. And they will know the difference between that which is real and that which is not for the cells of the cosmos will communicate with them through impressions. And the sense mind will transform the information into sound when the astronauts speak to others.
354 地球も宇宙空間ともに宇宙的性質のものであり、人はここに生きている間、その如何なる部分も全体も見ることを禁じられてはおりません。私は宇宙飛行士達がひとたび宇宙に踏み出すや、印象類を感受することを十分訓練されていれば、その体験をするだろうと確信しています。彼らは生命の二つの状況の中で生きるという好機を得ることでしょう。一つは世の中の環境の中で教育されて来た感覚心、もう一つは生きている宇宙空間の意識的気付きです。彼らは宇宙的空間の印象類を受けることができますが、一方では彼らの感覚心は眼下の地球で何が起っているのか知りたいと思うことでしょう。彼らは地球の知識と意識の知識とを比較するという注目すべき好機を得ることになります。そしてこれらの二つを一つに融合する立場に立つことになるでしょう。何故なら、彼らは感覚心では見られないものと感覚心で見られるものとを見ることになるからです。そして彼らは真実のものと真実でないものの違いを知ることでしょう。何故なら宇宙の細胞達が印象類を通じて彼らに伝達するからです。そして宇宙飛行士達が他の者に話す時、感覚心はその情報を音声に変換することになります。
【解説】
宇宙空間に出ると、そこは無音、暗黒の空間が広がっているものと思われます。しかし前項(351)でも触れられている通り、宇宙空間からはより鮮明、強力な印象類で満ちているということです。地球の宇宙飛行士達は狭い宇宙船内での忙しい任務の間にも、こうした宇宙空間を眺め、宇宙から来る印象類を多少は感受しているものと思われます。
およそ宇宙飛行士達は皆、明るく、また素直な性格だと感じるのは私だけではないと思います。本来であれば冷静な科学者、技術者が相応しいとされがちですが、それにも増して宇宙や未来に対して希望を持っている姿の方が上回っているように思います。これは実際、地表から宇宙空間に打ち出され、文字通り天空の神の国を実感すれば、その後の人生への大きな転換期になることは間違いありません。
また、地上に戻っても、宇宙を見てしまった者は地上(心)の問題と宇宙(意識)の整然とした秩序との落差に驚くことと思います。本文が書かれた1964年は未だ宇宙開発の黎明期(アポロ1号は1966年2月の打ち上げ)に過ぎませんでした。著者アダムスキー氏自身が、当時既に同様な宇宙体験をしていたことと、宇宙兄弟達の宇宙旅行を見聞した結果、人間の精神発達の面からも如何に宇宙旅行が大切であるかを実感されたのだと考えています。
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