ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第09課 段落349 [2008-09-03]

349 I stated at the beginning of this lesson that space is permeated with cosmic cells. All cells are conscious entities that make up the mind and all forms known and yet to be known. Our scientists recognize this now and our astronauts are being taught how to receive impressions from the living cells in space. These cells do not lend themselves to personal opinions of sense minds. But there is not a moment in life that the sense mind does not receive impressions from the cosmic source. The mind may not be alerted to them because it is preoccupied with its own abnormal conditions, but the impressions are there just the same. The only time that the sense mind becomes aware of them is when it loses its interest in itself. Sometimes this is called meditation or silence, for it is then that thoughts or impressions move before the sense mind at terrific speeds.

349 この教課の冒頭(訳注:327)で宇宙は宇宙的細胞が行き渡っていると述べました。全ての細胞は心や知られている、またまだ知られていないあらゆる形有るものを造り上げる意識的存在なのです。地球の科学者達は今やこのことを認め、宇宙飛行士達は宇宙空間において生きている細胞達から如何にして印象を受けるかを教わっています。これらの細胞達は感覚心達の個人的意見に自らを委ねることはしません。そのかわり、感覚心がその宇宙的源泉から印象類を受信しないことは片時もないのです。心はそれ自身の異常な状況に夢中になっている為、それらに警戒できないのですが、その印象類は全く同様のままそこにあるのです。感覚心がそれらに気付く唯一の時とは、感覚心が自分自身への関心を無くす時です。ある場合にはこれは、瞑想あるいは沈黙と呼ばれます。想念或いは印象が感覚心の前を猛烈なスピードで移動するのはそのような時だからです。





【解説】

宇宙空間には宇宙的細胞が言わば行き渡っているという点について考えて見ます。この場合、これまでの原表現から著者はcell(細胞)とmolecule(分子)とは区別して表現されていますので、ここで言うcellとは文字通りの「細胞」という意味で用いられていることになります。それでは「宇宙空間には宇宙的な細胞が行き渡っている」とはどのような状況を示すかということになります。最も容易な解釈は宇宙空間にある各惑星や衛星、流星に存在する生物体を構成する細胞です。しかし、一方では同乗記に書かれているように空間自体にも様々な色を発する物体が飛び回っているとも言われています。宇宙空間を海に例えるなら、海中深い暗闇の中で様々に発光する深海生物がいるのと同様な光景があるのかも知れません。

宇宙空間は何も無い真空の空間だと教えられて来ましたが、実際には海洋と同様に、海洋(宇宙)に浮ぶ島々(惑星)の生命を支える大切な環境であるかも知れません。

こうした宇宙空間に直接生息する生物が存在するとすれば、それらはまさに創造の間近に生きている訳で、それらの持つ精神レベルは著しく優れたものである筈です。また、私達は地上に生きているとされて来ましたが、実はその生きる空間はこれら宇宙と何らの境目がなく、つながっていることに留意したいものです。空を飛ぶ鳥達に古来から特段の高貴さを感じるのも、これに似た要素があるのかも知れません。


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