ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第09課 段落343 [2008-08-25]

343 As you can see this true phase depends upon nothing but yourself. And the old interpretations of guides etc., are not involved. And as we stressed throughout the lessons, until now you have been living almost entirely within the realms of the sense mind with half of yourself searching for the other half. In other words longing for the cosmic part known as consciousness. For it is the cosmic one that makes the sense man feel that there is something more to be known. And man will not rest or be content until he finds that other half of himself.

343 お分かりになるように、この本物の局面は貴方自身以外何物も頼りにするものではありません。ですから指導者の古い解釈等は含まれていません。また、私達がこれら教科を通じて強調したように、皆さんはこれまでほとんどすべてもう一方の自分を探しながらも、その感覚心の領域内にのみ生きて来たのです。言い換えれば、意識として知られる宇宙的部分を切望しながらです。何故なら、感覚人に何か更に知らねばならないものがあると感じさせるのはこの宇宙的半身であるからです。そして人は自分がその自分自身のもう一つの半身を見つけるまで、落ち着いたり満ち足りることはないでしょう。





【解説】

私達が普段生活している世界、ここでは物理的な環境を言っているのではなく、精神活動の場がそもそも何処にあるかということです。例え広大な大自然の中を歩いていても、その人の心はあいも変わらず都会の日常生活の雑事のことを考えているかも知れません。また逆に、朝の混み合う通勤電車の中で車内の吊り広告の一枚の山の写真を見て爽やかな印象を味わえる人も居る筈です。

このように私達の心が住む世界についてのお話です。本文はその世界はこれまで感覚心の世界といういわば半分の世界に過ぎないことを言っているのです。感覚心(エゴ)を一つの世界とするなら、もう一つの世界、宇宙意識の世界が自身の中に表裏一体として存在し、その「自分探し」を長年、志しある者は続けて来たということです。それには実は身内から囁き続ける宇宙的細胞の声があったからと本文は言っています。

このように全ては皆様、各自に備わっている訳で、他に必要なものは何も無い、言い換えれば、その存在に気付けば他に何も失うものも無いことも分かります。自分の中から湧き出る印象を活用するようになればその贈り主はようやく自分の意思が伝わったかとお慶びになることでしょう。


第09課 段落342 [2008-08-21] <<  |  >> 第09課 段落344 [2008-08-26]