ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第09課 段落339 [2008-08-18]

339 In order to change the abnormal or carnal cells into normal or cosmic cells there must be a chemical change caused by the sense mind accepting the help of the cosmic cells. This is not easily done for the carnal ones through habit do not want to lose their dominion. Sometimes it is necessary for an individual to associate himself with a higher developed person for environment has much to do with development. We can readily see this in the society in which we live, for individuals are molded according to their environment.

339 その異常であり、肉欲的な細胞群を正常即ち宇宙的細胞群に変える為には、宇宙的細胞群の助けを受け入れる感覚心によってもたらされる化学的変化がなければなりません。これは習慣を通じて自らの支配権を失いたくないとする肉欲細胞群にとっては容易なことではありません。時として、高度に発達した人物と接することも必要となります。環境は発達に大きく影響しているからです。私達はこのことを私達が暮らす社会の中で容易に見ることが出来ます。何故なら各自は各々の環境に応じて形成されるからです。





【解説】

もちろん、私達の目的は文字通り自らの心と身体の改造にある訳で、心と同時に各自の肉体に分散している肉欲細胞をもどうにかしなければなりません。それら問題の細胞は、しかし、全くどうにもならないような存在ではなく、感覚心がしっかり宇宙根源の指導に身を委ねれば、自ずと化学変化を起こし、正常な細胞に変化すると言っています。それには、時として感覚心にとっての環境を変えることも必要だとも述べられています。

この種の真理については、何もこの講座だけがあるのではなく、古来から脈々と地球の民に伝えられてきた筈のものです。しかし、政治や経済、科学の発達状況によって私達の生活は大きく影響を受けます。古代や中世、あるいは近代等、多くの時代は毎日の食物を得るだけで精一杯の時代も多かった訳で、戦に巻き込まれた中では、宇宙哲学を云々することは不可能であったことかと思います。そういう意味では、これからの時代を平和に保ち、次の世代には本当の意味で宇宙時代に相応しい学習環境を残すことが大切であり、それが現在の私達の責任であることが分かります。

さて、また同時に本文では優れた教師につくことも有用だと述べています。アダムスキー氏について言えば、誰に師事したのかは全く不明ですが、後年、アダムスキー氏の周囲には多くの人々が集まり、氏の哲学指導や各自の人生課題についてアドバイスを受けていたとされています。また私自身の経験からも、20代の頃、東京世田谷のN氏の自宅を開放して毎月行われていた当時の日本GAPの有志の会に参加する中で、諸先輩から様々な体験談や注意点を伺ったことが今日の支えになっています。つまりは前人未踏の道でなく、同行の志が自ら体験して得たことを後輩に伝えることで、その者の進歩の助けになるということです。ささやかながら、本シリーズもそのような方の一助になれれば幸いです。


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