ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第09課 段落338 [2008-08-15]

338 You may say, but can a sense mind create ? Yes, for the mind is an effect of a cause and it carries the same potential. All jealousy, hate, etc., are man's creation, for in the Cosmos we find none of these. And both the normal cells and the abnormal cells keep records of all actions to which the sense mind can go for information when the need arises. Normal cells will give the individual correct information, while the abnormal cells will give misleading information based on past experiences. Both live by multiplication. This is the law of survival, so the abnormal ones will strive to multiply and resent any interference, while the normal ones do not resent or resist interference.

338 貴方は感覚心は創造することができるのですかと言うかも知れません。出来るのです。何故なら心は因の一つの結果であり、それは因と同じ潜在力を携えているからです。全ての嫉妬、嫌悪その他は人の創造結果です。何故なら大宇宙にはこれらのいずれも見い出すことはできないからです。そして正常な細胞達と異常な細胞達の両者とも感覚心が必要性が起った時に参照しに行ける為の全ての行動の記録を保持しています。正常な細胞は各自に正しい情報を授けますが、異常な細胞は過去の経験に基づいて誤解させる情報を与えます。両者はともに細胞分裂によって生き延びています。これが生存の法則であり、異常細胞は細胞分裂に励んで如何なる邪魔に対しても腹を立てますが、正常な細胞達は腹を立てたり、妨害に抵抗することはありません。





【解説】

私達が学習の対象としている感覚心はそれ自体、自らの体内では勝手な力を発揮しています。他の正常な細胞に対抗した自分の子分を造り出すのに躍起になっているとも言えるでしょう。ひたすら感覚の満足の為に人間本体を動かす為に手先を増やし続けているということです。

また、そのエゴに帰属する細胞達は心が思い起こそうと各細胞に蓄えられた記憶をたぐり寄せようとすると、勝手に都合が良いように脚色した情報を心に渡すと本文では述べています。これら細胞群が何処にあるかについての記述はありませんが、これまでの本文の内容から言っても、脳のみにあるとも思われません。全身にある細胞群がそれぞれこれらの機能を有していると考えるべきでしょう。

このように私達の学習訓練対象は自分勝手で潜在能力がある厄介な存在ですが、本文にあるようにこれらの問題はひとえに各自の身体の中のみに存在することは大きな救いです。外に拡がる莫大な宇宙にはこれら問題の一切が無いことに、私達は力づけられます。宇宙の中で唯一の敵は自己の中にあるからです。


第09課 段落337 [2008-08-14] <<  |  >> 第09課 段落339 [2008-08-18]