ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第09課 段落337 [2008-08-14]

337 There are records of mystics who have willed themselves to a spiritual guide and lost their individuality. And the supposed guide was nothing more than foreign cells created by the mind desiring a spiritual leader.

337 これまで自分自身をある霊的な指導者に捧げて自分自身の個性を失った神秘主義者の記録があります。しかし、その指導者と思われた者は、霊的指導者になろうと願っている心によって造り上げられたよそ者細胞達以外の何物でもなかったのです。





【解説】

私達はこれまで無言でやって来る印象類に対し、鋭敏になるよう心掛けて来ました。またその結果として学習者の中には日常生活においても意識から与えられるヒントに気付き、生活に役立てて来られた方もあると思います。このように印象に従うことは何事によらず、基礎となるのですが、実はその印象類の出所には私達のエゴが造り出した細胞である場合もあるので、注意が必要だと本文は言っているのです。

つまり、印象(想念)も実は様々であり、自らの支配を拡大しようとするエゴに由来するのもあると言うことです。従って私達は全ての印象類を受け入れるのではなく、それらの本質を併せて見極める必要があります。印象に従った結果、得たものを評価して、正しい由来のものであったかをチェックすることが必要です。本文で再三述べられている「原因と結果の両方を見る」ということです。

また、本文では多くのいわゆる霊能者は自分自身のエゴが支配する細胞群が発する印象を垂れ流しているだけだとも言っています。まして通常の人がこれら他人を支配しようとする類いの「教祖様」に信奉し、人生の全てを捧げることは誤りだとも忠告しているのです。各自は各自の努力を一歩一歩その効果を確認しながら歩む必要があります。宇宙には原因に対応した結果が生まれるという例外の無い法則が貫かれているからです。


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