329 One who is interested in this, and the student should be, can read the June 1964 issue of Readers Digest, page 195. The scientists say here, supporting my earlier statements, quote; "These traveling enzymes are the voices of other cells calling across intercellular space, swapping information so that the millions of cells gathered to create body parts act in concord in dividing and multiplying, taking their places and assuming special shapes." end quote.
329 これに関心がある人や学生は1964年6月号のリーダーズ・ダイジェスト、195頁を読むべきです。そこに科学者達が私の以前の声明を立証して次のように言っています。「これらの移動する酵素類は何百万もの細胞が集まり、協調して分裂し増殖し、それらの位置を占め、特定の形を造るべく身体の部品を造り上げる為、細胞間の空間を通じて呼び掛け、情報を交換している他の細胞の声なのです。」
【解説】
本文で紹介されて記事は身体が細胞によって形成されて行く過程で、細胞間を流れる酵素は細胞が自分の意思を伝える声の役割を果たしているというものです。これらの細胞は元はと言えば、1個の受精卵から生まれた「兄弟達」であり、各々が目的を持って身体を形成する姿は大変興味深いものです。
酵素は一般的にはある特定な作用(反応)を促す触媒のようなものですが、細胞がこれを分泌するということは「それをこうしたい」とする細胞の意思(指令)を全身に伝える意味を持つということです。通常では反応しないような材料がその酵素が作用するといとも簡単に反応が進行します。酵素分子の特定部位が鍵穴、相手の蛋白質の形が鍵となっており、特定の蛋白質だけが結びつくことが出来ると現代化学は分析していますが、その本来の意味は肉体を支える細胞の意思を伝え、かつ実行力を備えたメッセンジャーと言うことが出来ます。私達の体内ではこれら酵素を含めて実に様々な化学物質が駆け巡っているということです。
ちなみに、本項(329)と前項(325)はともに1964年の記事が引用されていますが、この年はこの「生命の科学」の連載が始まった年であることに注目戴きたいと思います。その頃、生命科学の分野で発見された事柄に、著者アダムスキーは注目し、読者に学習の広がりを求めていたということです。概念に留まらず、現実を見据えた科学として取組む姿勢が他に無い本講座の大切なポイントです。
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