ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落318 [2008-07-15]

318 Many mystics have employed stimulants of various kinds to promote the knowledge of the unknown. But this is temporary, and many times only a hallucination or a reflection of their desires. This of course is unnatural and does not lead to beneficial knowledge of oneself. And only by knowing and following the natural laws can lasting knowledge be obtained. That is why the words of wisdom, "man know thyself and you shall know all things," have come down through the ages. And are just as true today as when spoken. And if we live these lessons, instead of stumbling in the dark as so many have done, we can go direct to the library of the Cosmos, the house of knowledge, directed by consciousness.

318 多くの神秘主義者は未知の知識を増進しようと様々な興奮剤を採用して来ました。しかし、これは一時的であり、多くの場合は幻覚体験、もしくは彼らの願いの反射でしかありません。これはもちろん、不自然であり、自身の有益な知識に導くものではありません。そして自然の諸法則を知り、従うことによってのみ、永続する知識が得られるのです。それが「人は汝自身を知る、そうすれば全ての物事が分かるはずだ」という知恵の言葉が何世代も通じて伝えられて来た理由です。そしてそれは、その言葉が話された時と全く同様に今日でも真実なのです。そして多くの者がそうであるように暗闇の中でつまづく代わりに、私達がこれらの教科に沿って生きていれば、私達は意識によって指揮された宇宙図書館、知識の家に直接行くことが出来るのです。





【解説】

多くの場合、本講座を独習する者にとって、この世の中、自らの師を見つけることは容易ではありません。自らの道は自分で切り開く必要がある訳です。とりわけ、前項でも述べられているように学習を続けて行くにつれて、自分の身体が次第に生長して行くことは大変重要なポイントです。つまりは自分の身体を実験台にして日常的に心の状態と対応する身体の反応を見比べれば良いのです。自分の進んでいる方向が誤っているか、いないかは実は本人にとっては大変分かりやすいことなのです。

本文では「汝自身を知れ」という名言が述べられています。これは本文のこの場所で述べられてはじめて本来の意味を持つと私は思っています。つまり、各自の心が如何に自身の中に生きる「真自我」ともいえる「意識」に自分自身への指導を委ねると、次々に様々な知識が心に洩されるという関係の中で、はじめて自らの中にある「意識」部分に無尽蔵の知識や記憶の源があり、それを頼りに進んで行けば良いということが浮き出て来ます。他の教師や何処か特別な場所に出向くことなく、全てを自らの中から沸き出させよという古来のメッセージがそこに息づいているのです。


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