ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落295 [2008-06-11]

295 In lesson seven we illustrated how two people after a period of association began to look and act alike. This harmonious union can also be cultivated with all life.

295 第7課では如何にして二人の人間がある期間、一緒に過ごすことで外見も行動も似て来ることを説明しました。この調和した和合はまた、全ての生命との間にも培うことができます。





【解説】

「花祭り」という仏教由来の春のお祭りがあります。そもそも仏陀が歩いた一歩一歩ごとに花が咲き、蝶が舞ったとされる伝承を起源とするもので多くは、仏陀の誕生日とされる4月に行われる子供達のお祭りです。この場合、仏陀は生きとし生けるもの全てに、慈しみを与え、それらが仏陀に応えたということ、また自然界のこれらのもの達が仏陀をお守りしたということです。

「リトルブッダ」という映画があります。その中で仏陀が瞑想していると、やがて大雨が降って来ます。すると一匹の大蛇が瞑想する仏陀に近付き、あたかも飲み込もうとするのですが、仏陀は身じろぎもしません。やがてその大蛇は仏陀の頭の上に鎌首を差し出して、仏陀の雨よけになって喜んでいるというシーンがあります。仏陀には自然界の生き物達と融和し、共感共鳴できる能力があったことを示す場面です。

しかし、このような間柄は直ちにできる訳ではなく、少しずつ養うことだと本文は言っています。自然界の生き物達を同胞と見なし、親しく印象を交流させることで、少しずつではありますが、自然は貴方に応えてくれるようになるのです。近頃、私はこの種の学習教材としてベランダで小規模ながら野菜の栽培を行っています。それらの植物が日々、生長する姿には、本当に圧倒される思いです。毎朝、食卓に上る野菜達も一つ一つがこうした活発な生命活動の賜物であることに改めて気付かされ、「結果」を支えている生き生きした背景があることに驚いた次第です。


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