277 Once you have accomplished this, you are not only blending your sense mind with consciousness, but also cultivating a memory. And from here you keep on expanding and include all forms of life by recognizing the cosmic consciousness in each. And you will experience the other half of life which you have not known until this time. As every act is recorded in the cosmic library you will have access to it at any time you will have need for it, the same as the Creator has. This awakened part of you has always been and always will be. The mysteries of life will be replaced by knowledge of life.
277 いったん貴方がこれを達成すれば、貴方は貴方の感覚心を意識に融合させているのみならず、記憶をも育んでいることになるのです。そしてここからは貴方は広がり続け、各々に宇宙意識を認識することによって全ての生き物をも包括するようになります。そしてこれまで知らなかったもう半分の生活を体験することでしょう。あらゆる行為が宇宙の図書館に記録されており、貴方は創造主がなさるのと同様に、必要な時に何時でもそれを利用することができることでしょう。貴方のこの覚醒した部分はこれまでいつも、そしてこれからも常にそうあることでしょう。生命の神秘はこうして生命の知識に置き換えられるのです。
【解説】
ここで大切なのは身の回りの動植物と心を通わせるという、ある意味誰にでも出来うる行為を通じて、私達は宇宙の記憶を培い、自身を成長させることが出来るということです。敢えて難解な宗教書の古典や哲学者の著作を読む必要はないと本文は示唆しているのです。つまり、自然、宇宙が私達一人ひとりの家庭教師なのです。
また、身近な動植物に接することを通じて、これまで見落とされていた自身の半身、意識を育成することが出来ると言っています。ここでのポイントは観察する相手が花や虫、何であれ、その相手を私達自身と同じ立場の知性ある存在として接することだと私は思っています。相手と交流するためには、先ずは相手を認め、心を開くことが何によらず重要だからです。身の回りのもの全てが皆、等しく同じ創造主を父とする兄弟達であることを認識し、互いに印象を交換できるようになれば、もはや私達には何らそれ以上、必要となるものはないことでしょう。
かつてアッシジの聖フランチェスコは小鳥と会話をしたという話は、聖人の逸話として伝えられていますが、実は聖フランチェスコも本書で言う自身の心を意識に融合させ、自身を宇宙い広げて行く過程であったのかも知れません。このことを考える時、私達は身近にかくも豊かな環境が整えられ、本来はこの上ない恵まれた存在であると思うのは私だけではないと思います。それまでの持ち物全てを捨て去って、文字通り無一物を貫いた聖人が見ていた世界は実は本書でいう宇宙意識の大変豊かな世界であったのかも知れません。
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