ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落272 [2008-04-30]

272 Some may feel I use the word consciousness too often, yet it is this consciousness that is the real you. It is also back of all creation - the primal force - the most important part in a mental life. For the sense mind must remember its experiences if life is to continue, as consciousness is the recorder of all actions in life. If the sense mind does not associate itself with the consciousness its memory is short for it is not eternal. But as we have said before, it can become eternal by blending with consciousness.

272 中には私が意識という言葉をあまりに多く用いていると感じている人もあるかも知れませんが、真実の貴方はこの意識なのです。それはまた全ての創造の背後にあるもの、原動力であり、精神生活において最も重要な部分です。何故なら、感覚心は生命を継続するつもりならその体験を記憶して置かねばなりませんが、意識は生命の全ての行動の記録者なのです。もし、感覚心が意識と仲良くならなければ、その記憶は永続しない為、短いものとなるでしょう。しかし、私達がこれまで申し上げたように、心は意識と混じりあうことで永遠のものになり得るのです。







【解説】

意識というものが捉えにくいことは良く分かります。また、通常、私達の生活ではもっぱら表層的な心が右往左往しており、私達自身や万物の奥に存在する意識に気が付かないこともあって、私達は容易には意識の存在に気が付かないのです。しかし、少なくても記憶ということについては長期に渡り保持されるのは心にではなく、この意識の中にあると本文で明言されていることに注意したいと思います。私達の価値は各自の人格、才能その他の特徴ですが、その価値の源はその人の記憶ということに行き着く筈です。どのようなことを大切に思って来たか、どのようなことに感動したか等々、丁度著名な画家も若い修業時代には多くの他の画家の作品を研究し、素描訓練も積み重ねたことでしょう。その上で初めて本人の画風を打ち出せるようになるものです。基本となるのは自らの技量の土台はこうした過去の記憶が意識の中に貯えられているからということになります。

人生のあらゆる分野についても事は同様で、心が自己顕示欲を捨て、意識と仲良く生きられればその記憶の恩恵に浴することも出来ますし、無用な葛藤をせず、楽な生き方が出来るということでしょう。


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