ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落268 [2008-04-23]

268 The marriage of the sense mind and consciousness has been referred to as The Lion and The Lamb lying down together. And when this takes place one is on the way to Eternity, and the Book of Remembrance will be opened unto you as promised in Revelations.

268 感覚心と意識の結婚は共に横たわるライオンと小羊の関係として引用されてきました。そしてこのことが起る時、人は永遠へと続く道の上にあり、ヨハネの黙示録に約束されているように記憶の書が貴方に明かされることでしょう。





【解説】

本文では心と意識の融合を両者の結婚と表現しています。また、「ライオンと小羊」の絵もカトリックではよく引用される例えです。なお、この場合、ライオンはイエスを、小羊は迷える者を意味しているとされています。

とかく私達は心が意識に吸収され、「無」になるような状態を想像しがちですが、そうではなく、両者はその絵のように各々両立するということに注意が必要です。もちろん、心は広大な能力を持つ意識に寄り添うことでより深い知識を得ますが、同時に意識もその意向を人間の諸活動を通じて現実世界に反映させることができることに注目しなければなりません。意識が例えどのような素晴らしいアイデアを持ち、それを表明したとしても、そのメッセージを受け止め、内容を理解し、実現に向けて行動する人間が存在しなければ意識の望む世界は実現しないからです。

互いに相手を尊重し、信頼することが結婚生活の基本ですが、それと同様に、まずは心が以後、それこそ永遠に連れ添うことになる意識に対して、これまで以上の信頼を寄せることが大切です。また一方が片方に全てを依存するのではなく、自ら相手の助けになる事柄を進んで手助けすることも望まれます。私達の心も意識から常に何かをもらおうとするのではなく、意識の為に何が出来るのかを考えることも必要です。


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